新燃岳噴火のマグマ量が復活!噴火予兆の可能性が!過去の歴史や噴火被害は?
2014/10/16 SNS拡散レベル 1 152 views
戦後最悪の火山被害と言われる今回の御嶽山噴火が先日起きたが、日本は火山大国で、全国各地に噴火の可能性がある山が多く在る。
その内の1つが、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する新燃岳だ。
2011年に大規模な噴火をして以降、小康状態が続いていたが、最近また噴火の予兆とみられる現象が起きている。
火山に対しての対応がより注目されている今、新燃岳の現状について調べてみた。
新燃岳とは?噴火予兆があるってどういうこと?
新燃岳とは、宮崎県・鹿児島県の県境に位置する霧島火山の中の1つで、新燃岳を始め、高千穂峰、韓国岳など20を超える山で構成されている。
その新燃岳に噴火予兆があるということだが、どういうことだろうか。
最新の発表によると、地下のマグマ堆積が進んでいることを原因とする地盤変動が続いている。
2011年に大規模な噴火をしているが、その時放出されたはずのマグマの量が、2011年の噴火前と同水準に達していることが明らかになったのだ。
また、火山性地震も急増しているのだが、これは堆積したマグマが地盤を割った際に引き起こされると言われ、今回の御嶽山噴火前も、火山性地震が頻発していたことが分かっている。
専門家も、「最悪の場合、再噴火の可能性も在る。御嶽山噴火をひとごととはしていられない」と警告している。
これまでの噴火の歴史や噴火被害の状況は?
新燃岳は比較的新しい火山で、江戸時代頃から噴火が数十年置き・数年おきに続いている。
直近の噴火は、2011年で、この時の噴火は非常に火山灰による被害が多く、火山の東に位置する宮崎平野にまで降灰は及んだ。
大規模な噴火が起きると、山頂付近だけでなく広範囲に火山灰の影響がある。
2011年の場合は、鉄道、高速道路、空港などが一時的に使えなくなったり、学校や観光施設の休校・閉鎖も相次いだ。
また、九州南部は農業地帯でも在ることから、農作物への被害も多い。
霧島連山は、1年を通して登山客も多い山だが、火山の噴火は止めることはできない。
御嶽山噴火の教訓を活かして、早めの予報・警告により、少しでも被害が食い止められるような対策が求められる。
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