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キラキラネームは人生をバルスさせる。昭和生まれでキラキラネームを持つ男性の苦悩

      2014/11/13
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最近何かと話題になるキラキラネーム。時代背景だとはいえ、なかなか理解できない名前も数多くあり、理解できないのならまだしも、読むことも難しいキラキラネームも。ただ、彼らが大人になる頃はそれが一般化し、当たり前になる可能背もあるので、今の不安は御無用なのかもしれない。ところが、今回紹介するのは昭和生まれで、キラキラネームだった男性、相当な苦労の道を歩んでいるという。

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(画像はイメージです)

男性Kは、昭和生まれで現在30代。小さいころからキラキラネームに悩んでおり、その苦悩は大人になるにつれますます増加。仕事もうまくいかず悩んでいるという。

―小さい頃はまだ良かった。

Q.
今までどのような苦労がありましたか?

A.
小さい頃はまだよかったです。と言うか、むしろ人気者になれました。アニメのキャラクターの名前と同じなので、友人からはまるでヒーローのように扱われ、オトナからはかっこいいね!と褒められており、まんざらでもなかったのです。女子からももてましたし、先生には一発で名前を覚えられた。きみが○○君か!と全校に知れ渡っており、ある意味有名人のような気分でした。

しかし、それは『子供』だからという制約上の話だったことに気づきました。高校に入ると、先輩からは『え?マジで本名?がハハハッは』とバカにされましたし、先生からは、お父さんは○○のファンなのかね?と必ず冷やかされるようになりました。

1度や2度であればいいのですが、それが毎年クラスが変わるたびに恒例行事となるとうんざり。話を簡単に済ませるよう、返事について自分の中でもマニュアル化されていきました。

そうすると、次第になんか『名前負けしてるね』とか『案外冷たいね』とか、そんな感じであしらわれるようになり、どんどん名前について触れられることに億劫になっていきましたね。もう名前にはふれないでくれと。大介とか、ヒロシとか、そんな単純な名前に憧れました。

―大人になると更に状態は醜悪化。

Q.
大人になると、更に周りはひどくなったようで。

A.
はい、まず入社試験とかで非常に面倒なことになるんです。面接で名前について聞かれる可能性が非常に高く、
例のマニュアルで対応しようかとするんですが、そうすると話も盛り上がらず、はい・・・はい・・・と淡々とこたえるだけに。ついには、それじゃ○○(アニメの名前)にはなれないぞ!と突っ込まれることも。もう少し仕事についての意気込みを伝えたいのに。

結局新卒で10社以上受けたのですが、1社も受かりませんでした。名前が障害になってその先に進めない。まさに名前負けしている。キラキラネームというレッテルが貼られている以上、採用に結びつかないと悟りました。もちろんそれは、うからない理由をキラキラネームに転嫁させ、現実逃避している甘えなのかもしれませんが、そう思いたくもなる気持ちは、キラキラネームの人でしか判りません。責任転嫁でも甘えでもいいので、名前を変えたいです。

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―仕事もうまくいかない。

Q.
結局就職はできたのですか?

A.
はい、勤めていたバイト先にそのまま採用してもらいました。

Q.
キラキラネームは障害にならなかったのですか?

A.
バイトで勤める前に、偽名を使いました。凄く一般的な名前でした。自分もその名前で呼ばれることに嬉しく感じるようになり、これが本名かなと、錯覚するほどでした。

Q.
バレなかったのですか?

A.
バレました。君はうそつきだな。まさに○○(アニメの名前)と同じだな。とバカにされました。
なので速攻辞めました。それで仕事を転々として、今の仕事についています。

Q.
今の仕事ではキラキラネームですか?

A.
はい、偽名は辞めました。でも結局取引先に行くとまた例の名前の経緯の話になり、うんざりであることは変わりはありません。名前は覚えられるのですが、顔は覚えられていないと思います。

そういう意味で苗字という制度は凄くありがたい。ビジネスの上で、名前よりも苗字で呼ばれることは多いので、そこまで気にしなくてもよい。

いずれにせよ、キラキラネームで人生が狂ったし、ライフスタイルは崩壊している。キラキラネームは確実に人生を狂わせます。

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―親への感謝。

Q.
今のキラキラネームを付けた親にはどう思いますか?

A.
正直複雑です。その時のノリでつけたのであれば、改名したいですし何か深い意味があるのであれば、そのままであることを考えますが、正直もうこりごりです。
ただ、今までの人生を振り返ると、キラキラネームは親がくれた試練なのかもしれません。その試練に打ち勝つことで何が得られるかは知りませんが。

Q.
お子さんが生まれたらキラキラネームを付けますか?

A.
子どもは居ます。

Q.
キラキラネームですか?

A.
キラキラネームではありませんが、僕もアニメが好きなので、アニメの名前にしました。

Q.
えっ?それはキラキラネームではないですか?

A.
そうでしょうか。キラキラネームか否かは、いじめられることで初めて成立すると思う。いくらアニメの名前だからって、『ナウシカ・キキ』ってあからさまにアニメの名前から『雫や千尋』やまで幅広い。いじめられる奴もいればいじめられないヤツもいる。いじめられるのはキラキラネームが原因ではなくて、キラキラネームのせいにしている、本人が悪いと思う。だから、アニメの名前だからといって、必ずしもキラキラネームとは限らないと思います。

良く考えてください。今でこそナウシカがキラキラネームなのかもしれませんが、100年後には逆に「千尋や雫」がキラキラネームかもしれない。例えば、今時『お雪』とか『ウメ』とかいませんが、200年前はあたりまえだったじゃないですか、それと同じです。

Q.
なるほど、では100年後を見据えてそのような名前にしたのですか?

A.
そういう先見の明は必要だと思います。
200年後の将来子供が、エジソンや、ダヴィンチのような歴史的な大発見をして教科書に載るということがあったとしたら一発で名前覚えられるじゃないですか。 『おい!コイツ200年前の平成生まれなのにすんごい今風の名前してるぜ!バルス!』ってね。

・・・Kさんありがとうございました。

キラキラネームは人生を狂わせる。しかしキラキラネームだからといってそれを理由に人生を投げ出してはいけない。100年後には何があるのかわからない。そんな教訓を胸に、キラキラネームが一概にも悪であるわけではないことを感じさせられた。

記事元:秒刊SUNDAY

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