日本医師会激怒『白血病患者急増』はデマ。ネットの噂について言及
2014/11/13 SNS拡散レベル 0 115 views
昨日も取り上げたが、ネットの掲示板やTwitterを初めとしたメディアで、「白血病患者急増」という噂が広まっている。しかもこの件に関し「日本医師会」が発表を行ったとされ、多くのユーザが不安を抱いているという問題だ。この件に関し、「日本医師会」はきっぱりと否定しウェブサイト上で遺憾の意を表明している。
問題となっているネットの噂として、以下のような内容が広まっている
【ネット上からの引用】
各都道府県の国公立医師会病院の統計によると、今年の4月から10月にかけて、「白血病」と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。
(中略)
患者の約80%が東北・関東地方で、福島県が最も多く、次に茨城、栃木、東京の順に多かった。
記述内容はいかにも報道発表のような口調となっているが、肝心のソースが何処にも無いため、よく考えれば信憑性としては低いのだが、witterやブログなどを介してユーザに拡散していくうち、これが本当であるかのように誤解してしまうユーザが多発している。
この件に関し日本医師会は
『日本医師会が、このような発表を行った事実はありません。』
ときっぱり否定。そもそも医師会病院は、国公立ではありませんし、統計の数値につきましても、現段階でそのようなデータについて確認できず、信憑性を疑わざるを得ないものと、付け加えている。
最近、原発関係のデマが多発しているが、残念ながらデマの拡散を食い止めることはなかなか難しい。だとすれば非常に面倒だが個人個人が情報の精査を行う必要がありそうだ。
(ライター:たまちゃん)
記事元:秒刊SUNDAY