あまりにさりげなさ過ぎて勉強になる「ディズニー」における広告
2014/11/13 SNS拡散レベル 0 125 views
ディズニーランドのアトラクションにはそれぞれオフィシャルスポンサーがついていることをご存知でしょうか。たとえば、スペース・マウンテンは日本コカ・コーラ株式会社によって提供され、ビッグサンダーマウンテンは第一生命保険株式会社によって提供されております。しかしこれらはあまり表に出ることなくさりげなく宣伝されております。あまり宣伝効果がないようにも思えますが、見る人にとっては「なるほど」と納得してしまうものです。
―イッツァスモールワールド
現在は「日本通運株式会社」がスポンサーになっておりますが、以前はそごうでした。実はアトラクションのスポンサーは時期によって変わっていくのです。ちなみに「日本通運株式会社」の広告は入口のゲートの下にさりげなくロゴが置かれております。出口にもロゴが出ておりまして、小さな世界と運送業が何ともうまくシンクロしているのです。
―ジャスミンのフライングカーペット
NTTコミュニケーションズ株式会社によって提供されております。これも分かりにくいのですが、建物の入口の看板に小さくロゴが置かれております。おそらくほとんどの人が気づくことなくスルーしていくのでしょう。気づいたとしても広告効果として成立しているのかどうか疑問ではありますが、恐らく純粋に告知効果を高めるというよりも、スポンサーになってるという実績を誇示でいればいいはずです。
―ハングリーベア・レストラン
ディズニーらしからぬボリューミーなカレーライスを堪能できる「ハングリーベア・レストラン」。ハンバーグカレーやポークカツカレーなど、割とポピュラーな商品が多い。実はこのお店のスポンサーが「ハウス食品」です。お皿にも企業ロゴが出ており、名前があるだけで妙においしそうですね。
(写真がおいしそうでなくて申し訳ない)
―パレード
ディズニーランドといえばパレードが人気で多くの人だかりができます。ということはそこに広告を出せば多くの人が見てもらえ、告知効果が高い。そうですもちろんこのパレードにもスポンサーがついており、パレード最後尾に驚愕的な手法で企業名が登場します。
この違和感は半端ないが、逆にその不釣り合いの存在が妙に脳裏に焼き付く。なるほどドコモによる提供だったのかと。
―その他スポンサー例
2013年11月時点でのスポンサー例です。スポンサー(なし)の企業もあります。
カリブの海賊 :KIRIN
ジャングルクルーズ :ENEOS
ウエスタンリバー鉄道 :タカラトミー
スイスファミリー・ツリーハウス :ユーハイム
カントリーベア・シアター :ハウス食品
ビッグサンダー・マウンテン :第一生命
スプラッシュ・マウンテン :なし
ピーターパン空の旅 :NTTコミュニケーションズ
空飛ぶダンボ :なし
ホーンテッドマンション :なし
イッツ・ア・スモールワールド :日本通運
プーさんのハニーハント :なし
スペース・マウンテン :日本コカ・コーラ株式会社
モンスターズ・インク :パナソニック株式会社
スタージェット :株式会社日本航空インターナショナル
スターツアーズ :なし
キャプテンEO :JCB夢と魔法の国において、突如突きつけられた現実に目を覚ましてしまう瞬間だ。
(ライター:ユカワ)
記事元:秒刊SUNDAY