【ノーベル賞2014】村上春樹最新作人気の理由は?グギ・ワ・ジオンゴがライバル!?
2014/10/17 SNS拡散レベル 1 43 views
日本を代表する作家で、世界中に著作が翻訳されファンの多い作家村上春樹、その愛読者は「ハルキスト」と呼ばれるほどで、ハマる人にハマる作品を発表し続けている。
「ねじまき島クロニクル」「海辺のカフカ」「1Q84」などが代表作で、新作が発表されるごとにメディアでも大きく話題になっており、最新作を買い求めるために夜通し並ぶ人もいるほどだ。
例年ノーベル文学賞の受賞が期待され、予想でも名前が出ることの多い村上春樹。
今年の受賞者は10月に発表されるが、今年の受賞が期待される村上春樹について、調べてみた。
村上春樹の最新作は?
村上春樹は、精力的に新作を発表し続けている。
最新長編は、昨年に発表された「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。
最新作は本年4月に発売された「女のいない男たち」。
これは短編小説集で、各話がリンクする構成になっており、村上春樹を呼んだことがないという人も読み進めやすい一作だ。
村上春樹作品はなぜここまで人気なのか
登場人物の人物造形や心理描写に感情移入しやすいこと、そして表現が美しいことが理由としてあげられる。
特に長編小説においては、登場人物の経歴などが極力決められていないため、誰でも「僕」を自分と重ねることができるのだ。
また、句読点の位置や文の長さで緩急を付けるリズミカルな文体も特徴だ。
文章が全体的に短いため、外国語にも翻訳しやすく、そのため翻訳作品の人気も高い。
ノーベル文学賞2014の受賞予想
世界最大のブックメーカーである、イギリスのラドブロークスによると、ノーベル文学賞の受賞者の予想では、村上春樹が6倍で一番人気だ。
このオッズによると、ケニア出身の作家であるグギ・ワ・ジオンゴが7倍で2位につけ、アルジェリアの作家アシア・ジェバール、ベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチが11倍人気で続いている。
前評判も高い村上春樹。
今年の夏には、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の英語版も発売されており、世界的にも話題だ。
川端康成、大江健三郎に続く受賞になるか、注目だ。