『ビンコーラ』は他のコーラよりおいしい？実際に試してみた

ビン入りのコーラは他のコーラ『ペットボトル、缶等』より美味しく感じるという話を聞いたことがあると思いますが、あまり根拠のない話でもあります。とはいえ、実際に飲んでみると確かにビンコーラのほうが味わい豊かに感じてしまうのは気のせいだろうか？そんな疑問を晴らすべく本日は2つのコーラを飲み比べ決着をつける事にしました。

2つのコーラ味の違いは？

今回用意したものは、左：ビンコーラ、右：ペットコーラである。
ビンコーラはビレッジバンガードで入手、ペットコーラはコンビニで入手したもので、どこにでも売っている普通のコーラ。

飲み比べてみると、個人的な感覚として
ビンコーラのほうが炭酸が強く味が薄い。
ペットコーラのほうが炭酸がまろやかで、味が濃い。
という印象を受けるが、これも個人的な意見で全く根拠はない。

成分の違いは？

成分に違いがあるのかと言うと、そうでもない。
両社とも、以下同じ成分で構成されている。

・糖類（果糖・ぶどう糖液・砂糖）、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン

ただし、それぞれの成分がどのような割合で混入されているかは
分からないので、単純に同じであるとはいえない。

話は戻り、最初に試飲した際の印象としてビンコーラのほうが炭酸が強く感じ、ペットコーラのほうが薄く感じたが、この件に関しては何かヒントがあるのだろうか？
もしそれが本当のことであれば、炭酸量の違いによるのどごしが変わり
味が違うように感じられるということはないだろうか。

同時に味が薄い、濃いというのもそれに直結するのかもしれない。

炭酸量の違いは？

一度グラスに開け、気泡の量を比べることにした。
こちらはビンコーラ、グラスの周りに一気に泡が溢れてきた。

右がペットコーラ

そして、右がペットコーラ。気泡は殆ど出ていない。
左のビンコーラは、ペットコーラよりも開けた時間が多く経過しているにもかかわらず、未だに泡立っているのが分かるだろうか。

上から見た図

こちらが上から見た図。
ビンコーラのほうが泡立っているのがよく判るだろうか。
念を押すが、右のペットコーラのほうがビンよりも後で開けている。

この泡の違いは炭酸量の違いに繋がると考えると
味の違いを感じるのは、単に味が異なるというわけではなく
ビンとペットの炭酸圧力の違いが、のどごしの違いを生み
味が違うように感じられるのではないかと推測される。

実際にビンコーラのほうは炭酸量が多いと言われています
理由としては、ペットコーラは出荷後すぐに飲むことを想定して
作られ、対しビンコーラは長期保存を考慮して作られているため
圧力が違うというのです。

その点を踏まえ、今度はグラスに開けたコーラをシャッフルさせ
飲み比べてみるとどのような違いが生まれるのか検証。

結果として、炭酸の強弱によりビンとペットを判断することが出来た。
ただし、肝心の味は全く同じだ。

コーラの味が違うと感じられるのは
炭酸によるものなのかそれとも、別の次元で違いを生んでいるのかは
現時点ではっきりしたことはわかりませんが

炭酸の抜けたコーラがクソ不味い事は
誰でも共通して言えることではないだろうか。

ということで、ビンとペットの味の違いが感じられるのは
『気のせい』。お後がよろしいようで。

ライター：ユカワ

記事元：秒刊SUNDAY