河瀬直美監督、夫と離婚、再婚、出産。宇多田ヒカルMV担当経験あり
2015/01/28 SNS拡散レベル 3 5,366 views
ベネチア国際映画祭・ベルリン国際映画祭と並び、世界の三大映画祭の一つであるカンヌ国際映画祭。
第67回カンヌ映画祭が5月14日から25日に開催される。
今回日本からはコンペティション部門に、7月26日に公開予定である河瀬直美監督の「2つ目の窓」がノミネートされた。
パルムドームを受賞すれば日本時女性初
コンペティション賞に出品されたのは18件で、これらがカンヌ映画祭の最高賞である「パルムドーム」を競うことになり、河瀬直美が受賞することになれば、日本人としては1997年今村昌平監督の「うなぎ」以来、女性としては初めての受賞となる。
河瀬直美監督は、1969年5月30日生まれ、奈良県出身で現在も奈良県在住の女性映画監督だ。
奈良市立一条高校を卒業後、専門学校に進学し同校の講師になる。
そこで講師をしながら、作品を撮り、8mm作品【につつまれて】や【かたつもり】を発表し、各方面から高評価を得る。
その後、1997年に35mm作品最初の商業作品の【萌の朱雀】にてカンヌ国際映画祭の新人監督賞に当たる”カラムドール”を受賞し、2007年には「殯(もがり)の森」では、第2席に当たる”グランプリ”を受賞している。
プライベートでは、「萌の朱雀」のプロデューサーだった、仙頭武則氏と結婚したが、暫くして離婚。
2004年に再婚し第1子となる長男を出産する。
その後も「金の馬車賞」やコンペティション部門の審査員に選出されるなど、「カンヌ国際映画祭の申し子」と呼ばれる程になった。
なんと、宇多田ヒカルのMV(ミュージックビデオ)「桜流し」も作品の一つだ。
<宇多田ヒカル「桜流し」>
出品作品【2つ目の窓】は「私の最高傑作」
今回出品される「2つ目の窓」は、奄美大島の豊かな自然を舞台に描かれる青春物語。
16歳の少年少女の初恋と成長とを通して、島の人々が自分自身の生き方を見つめなおす物語だ。
主演の二人には、村上虹郎と、新人女優である吉永淳。
ワキを固める実力派として、村上虹郎の父でもある村上淳、杉本哲太、松田美由紀らが参加している。
今回の作品は、河瀬直美監督が「私の最高傑作」と自信を覗かせる。
感受性の豊かな若い世代に向けて、世界のすばらしさを伝えるメッセージを込めていると語り、カンヌ映画祭受賞作というと難解で避けがちである若い世代も、自分に向けられた映画として楽しむことができそうだ。
劇場公開前に1度きりの選考放映が決定
カンヌ映画祭は、昨年、是枝裕和監督の「そして父になる」が審査員賞を獲得したことも記憶に新しい。
受賞を受けて、この作品は日本国内でも話題作となり、公開が待たれていた。
今回の作品は劇場公開前の6月に、WOWWOWで1度きり選考放映されることが決まっている。
今回の受賞可否も合わせて、楽しみだ。
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