世界遺産原爆ドームへのアクセス方法やグルメスポットは?
2018/12/25 SNS拡散レベル 1 48 views
【世界遺産登録理由】
1945年8月6日、広島市の上空でさく裂した原子力爆弾による爆風と熱線が、広島市内にある産業奨励館をおそいました。
奇跡的に倒壊を免れた産業奨励館は、鉄骨部がむき出しのドームが残骸として残り、いつしか原爆ドームと呼ばれるようになったのです。
そして、人類史上最初の原子爆弾による惨状を、今に伝える世界で唯一の建物、歴史の証人としての価値が評価され、1996年に負の世界遺産として登録されました。
【所在地住所】
広島県広島市中区大手町1丁目10
【アクセス方法】
電車:
JR広島駅から広島電鉄 原爆ドーム前、下車すぐ
【遺産概要・見どころ】
世界遺産に登録されているのは、広島平和記念碑、原爆ドームと、それを保護する緩衝地帯に及びます。
原爆ドームはもともと広島県の物産品を展示・販売する施設として建てられました。
設計者はチェコの建築家で、全体は3階建て、正面中央部が5階建の階段室、その上には楕円形のドームが載っているモダンな建物でした。
原爆による爆風と熱線で大破した建物は、のちに人々に原爆ドームと呼ばれ、恒久平和のシンボルとして今に至っています。
原爆ドームの内部には立ち入ることはできず、外からの見学になります。
また、広島平和公園内には、平和の鐘の他、原爆の子の像もあり、石碑に刻まれた言葉をかみしめながら戦争の犠牲者に思いをはせ、現在の平和を願いたいものです。
【近くのおすすめグルメスポット】
広島のグルメと言えば、お好み焼きと牡蠣ですよね!
広島平和公園近くにある「お好み村」は、ビルの中すべてがお好み焼き屋さんになっているので、どこに入ろうか迷ってしまいます。
2階から4階におよそ20件のお好み焼屋さんが入っており、それぞれ10~20卓ほどのこじんまりとした雰囲気ですが、目の前の鉄板でお好み焼きを焼いてくれます。
広島と言えばお好み焼きということで、いつも観光客でにぎわっています。
「お好み焼長田屋」は原爆ドームから一番近いお好み焼き屋で、歩いて10分ほどです。
TEL | 082-247-0787 |
営業時間 | [ 月~金 ]
11:00〜21:00(L.O.20:30) 11:00~21:30(L.O.21:00) 10:30~21:00(L.O.20:30) |
定休日 | 火曜日・第4水曜日 |
もう一つの広島名物、牡蠣を食べさせてくれるところと言えば、「えこ贔屓」が原爆ドーム近くにあります。昼も夜も楽しめます。
TEL | 050-5868-4074 |
営業時間 | 【昼】11:30~14:00 【夜】17:00~23:00(LO) |
定休日 | 月曜日 |
他には「広島アンデルセン」がお勧めです。少しお高いですが、食べ放題コースで、洋食から和食まで、デザートや果物が豊富で、女性向けとも言えます。
TEL | 082-247-2403 |
営業時間 | 11:00-21:30(LO21:00) |
定休日 | 第3水曜日不定休 |
広島の原爆ドームを世界遺産に登録するにあたり、アメリカは「戦争関連施設は世界遺産には不適切」として不支持、中国は日本の戦争責任に触れ、賛否保留と世界遺産登録への道のりは平坦ではなかったのだと思います。
原爆ドームを保存しようと決めた広島市民をはじめ、内外からの募金により保存工事が行われ、現在、当時の姿のままに保存されています。
保存を通して恒久平和への人々の願いが強く伝わってくる、負の遺産。
ぜひ訪れたい遺産です。