デング熱の症状は?赤ちゃん子供も2回目は危ない!その感染経路は?
2019/05/29 SNS拡散レベル 0 230 views
今、TVで騒がれている「デング熱」どんなものなのだろうか?「天狗熱」と勘違いされている方が多いが、テングではなくデングなのだ。
デング熱とは、デングウイルスを持った蚊(ヤブカ)によって感染する疾患で、アジア・中南米・アフリカなどで流行しており、人が感染しても、発症する頻度は10~50%だ。
日本で感染が確認されたのは、70年ぶりだそうだが、このデング熱、発症するとどんな症状なのか調べてみた。
症状はインフルエンザに似ている?
症状として突然の発熱・激しい頭痛・間接痛・筋肉痛・発疹などインフルエンザの症状と似ており、熱の下がる頃に痒みのあるハシカのような発疹が胸や手足に広がる。
しかし、ワクチンや特効薬はなく解熱剤で緩和させる治療しかないそうだ。
一般的にで2回目に感染すると危ないと言われているそうだが、どうなのだろうか?
危ないと言われる理由には、出血症状が出る出血熱になるからだそうだ。
デング出血熱とは?
出血熱とは、デング熱のウイルスが体に入り血小板の減少がおこり、出血傾向が出てきた症状で、2回目になった場合、1回目とは違う型のウイルスに感染した場合に免疫の反応が強く出て出血熱になるらしい。
しかし、この出血熱になる人は、2%~6%のごく一部で、もしデング出血熱になったとしても早めに入院して適切な管理を受ければ死亡することはまずないとの事だ。
デング熱は1回感染したからと言ってインフルエンザみたいにウイルスの保菌者にならないので、その人から人へ感染はしないので過度な心配はしないでほしい。
デング熱の予防の4つのポイント
デング熱の予防として厚生省が4つのポイントを挙げている。
1. 長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。
・・・薄手ではなく厚手のゆとりのある服がいいそうだ。
2. 虫除け剤の使用等によって、屋外だけではなく屋内でも蚊に刺されないように注意する。
・・・国内の虫除けスプレー・ローションは海外ものに比べ有効成分の濃度が低いそうだ。
3. 室内の蚊の駆除を心がける。
・・・筆者の個人的な感想だが、蚊取り線香が一番効くと思う。
4. 蚊・幼虫の発生源を作らないように注意する。
やはり一番は蚊に刺されないようにするのが一番の予防策である。
今、ベビーカー用の蚊帳や携帯用の虫除けグッズ(リングやシールタイプ)がかなり出ているので、これらを上手く使い赤ちゃんや子供をデング熱から守ってほしい。
10月末には終息に向かう可能性大
専門家によると、感染を媒介するヒトスジシマカは5月~10月に主に活動し、10月下旬までには死滅してしまうとの事だ。
だいたい成虫の寿命は30日前後なのでデング熱ウイルスをもっている成虫が死滅すると終息に向かうという。
デング熱に関しても現在は有効なワクチンは無いが、ウイルスが消えると症状も改善するので、そこまでおびえる事はないという。
(2014.09.24追記)
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