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ついに採取成功か?空気中の『花粉』を捕獲できるかやってみた

      2014/11/13
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春 になると「本日は花粉の飛散量が非常に多い」という文字により毎日鬱な気分になる方も多いかと思いますが、いかんせんその花粉とやらは空気中に飛散してい る状態を目で確認することができず本当に飛んでいるのかというのは誰もわかりません。飛んでいるのであれば是非捕まえてみたい、そんな発想で今回は花粉を 採取してみたいと思います。ちなみに過去2回採取し、1回も採取に成功しておりません。


―第一回目

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第一回目は、セロハンテープを車などに貼り付け道路を疾走し花粉を付着させるという作戦。付着したと思われる花粉を研究施設に持ち込み確認したところ、どうやらセロハンテープに花粉は付着していなかったようだ。

―第二回目

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網により大きなセロハンテープをくっつけ研究施設にそのセロハンテープを持参、もって行ったはいいものの、花粉症が酷く目から鼻から大量の水が吹き出し、しっかり・じっくり確認する余裕がなくあえなく退散。

―そして今回

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今 回は以前よりも、より花粉の付着率を高めるため体中にセロハンテープを張り付け、そして外に出て数分風に当たる。そうすることにより大量の花粉が付くので はないかという目論見だ。便宜上、この着衣を「花粉採取スーツ」と呼びたい。ちなみに本日の花粉飛散量は「非常に多い」花粉症の方には大変申し訳ないが、 絶好の花粉採取日和なのだ。

さらに前回の教訓を生かし、確実にかつじっくり花粉を調査するためになんと・・・

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普段使いもしない顕微鏡をこのネタだけのために自前で購入。150倍、600倍、1000倍というかつてない驚異的な拡大率でプレパラート上の花粉を血眼になって探し出すだろう。

ということで早速「花粉採取スーツ」を着用し、花粉を採取することにした。

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花 粉の採取完了、風に打たれているだけで採取されるなんてセミ取りより容易である。しかしこれで花粉が本当に採取されたかというのはまだわからない。セロハ ンテープに付着した異物を顕微鏡で調べ、スギ花粉であることを明確に確かめなければならないのだ。そのため、むしろこの後の作業のほうが重要だ。

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「花 粉採取スーツ」に採取された無数のセロハンテープから、直径30~40μmという極めて小さな花粉をみつけるのは、おそらく東京ドームの中で落としたコン タクトレンズを探すという作業に近いだろう。しかもそれが必ずあるとは限らない、闇の中を手探り状態で執拗に探す必要がある。

さて、スギ花粉とはどのようなものか改めておさらいしたい。スギ花粉は丸い形状をしており、頭に突起物があるドラゴンクエストの『スライム』のような形状をしている。つまりスライムのような物体を探し出せばよいわけだ。

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参考:十全総合病院(スギ花粉飛散情報)
http://jyuzen.jp/forpatients/kafun.html

参 考までに十全総合病院様から、写真をお借りしたのでご確認いただきたい。余談だが十全総合病院様によるとスギ花粉についての知識をもっと世の中の人に知っ てもらいたいとのことだ。またページ内に我々よりももう少し効果的なスギ花粉採取方法が掲載されていたが、企画倒れになるので見なかったことにしたい。

ということでやはりここはスギ花粉を血眼になって探し出す必要がある。それは今回の使命でもある。

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さ て今回の顕微鏡だが、ちょっと特殊で外部モニターが装備されいるので何か物体が映ればこのように表示される。ちなみにこの物体は部屋の中にあったホコリで ある。スギ花粉とは全く関係がないのでご注意いただきたい。このような作業を1日数時間、3日間ほどかけて続けていくとなんと、スギ花粉らしきものがよう やく採取されていることが判明した。

ということで今回採取されたスギ花粉らしきもの、早速ご覧いただきたい。

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丸い形状に突起物、そうあのスライム形状の物体が採取されていたのだ。十全総合病院の写真ほど丸みを帯びていないがこれは街中に飛散してくる間、そして付着した花粉をプレパラートに乗せ、上から押した圧力でつぶれた影響によるものだと思われる。

数十個のセロハンテープを試した結果、確認できたのはこの2つだけ。花粉の飛散が非常に多いとはいえ採取するのは一苦労のようだ。

ちなみに十全総合病院は花粉飛散の検証をするためにどのような調査を行っているかと言うと・・・
ワセリンを塗ったガラス板を1日放置して顕微鏡を見るとのことだ。

参照
http://jyuzen.jp/forpatients/kafun.html

なんだかんだ言っても専門家も我々と同じような方法で検証しているようだ。
ということで空気中に花粉が飛散しているというのは『事実』であることが証明できた。

協力 十全総合病院様
http://jyuzen.jp
(ライター:たまちゃん)
記事元:秒刊SUNDAY

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