お月見の由来を子供でも分かるように解説!なぜ月にうさぎが??
2014/11/12 SNS拡散レベル 0 117 views
中秋の名月から少し時期が過ぎてしまったが、9月はお月見の季節・・・月が一年のうちで最も明るく澄んで見えるそうだが、幼稚園や保育園でもお月見会など開かれているのではないだろうか。
みなさんはなぜお月見というのかご存じだろうか?私は知らなかったので調べてみた。
実は縄文時代からお月見はあった?
日本にも縄文時代からお月見の習慣があったが、奈良時代に中国から伝わった中国独特のお月見と日本のお月見が一緒になり日本独自のお月見が誕生したのである。
ちなみに中国のお月見は旧暦8/15の1日だけで、日本のお月見は8/15と9/13の2日間である。
昔から今の形のお月見ではなく、平安時代頃から貴族などの間で観月の宴や舟遊びが行われるようになったのだが、今のお月見と違うのは、この当時は直接月を見るのではなく船に乗り水面に揺れる月を楽しんだり、杯に映してお月見を楽しんでいたのである。
また、お月見は芋名月とも呼ばれている。
秋の収穫祭の意味も込められ、現代でも仏教の寺院では豊作を祈る満月法会が行われたりしている
月のうさぎの由来は?
小さい頃からよく聞かされている月にうさぎがいるというのは、どこからきたのだろうか?
月うさぎの伝説の由来には、いくつもの説があるが、インドのシャータカ神話がよく知られている。
この神話の内容は・・・
仲良く暮らすうさぎ・きつね・さるの前に疲れ果てた老人があらわれ、恵んで欲しいと言われる。
きつね・さるは食べ物を採ることが出来たが、うさぎは摂ることが出来ず、自分を食べてくださいと自らの体を差出し、火に飛び込んだ。
実は疲れ果てていた老人は姿を変えた帝釈天だった。
うさぎを可哀そうに思った帝釈天が月の中に、うさぎの姿を永遠に残したと、いうものである。 |
筆者も昔から聞いているのは、この説である。
うさぎが餅をつく由来はどこからきた?
では、なぜ月のうさぎは餅をついているのか?
これは、中国から来たのだが、古代中国では餅ではなく「不老不死の薬」をついていると考えられており、これが、日本に伝わり「餅をつく」に変化したと言われている。
その理由は、日本で満月を表す言葉の「望月(もちづき)」が転じて「餅つき」になったということだそうだ。
お月見は収穫祭であったことから「たくさんのお米が採れたことに感謝する」という意味も込められていたのではないだろうか。
お月見は毎年旧暦で行われるため、毎年日にちが違うそうだ。
今年2014年は、中秋の名月・・・9月8日 後の月・・・10月6日である。
毎年お月見はなにもしないのだが、今年は古代の人々に思いをはせ月を見てみようかと思う。
お酒に月を映しそれを頂く・・・とてもおしゃれではないか!