「喰う寝るふたり住むふたり」小西真奈美と金子ノブアキでドラマ化
2014/10/17 SNS拡散レベル 3 1,236 views
日暮キノコの人気青年コミックである「喰う寝るふたり住むふたり」がNHKで連続ドラマとして放映される。
主役を演じるのは、小西真奈美と金子ノブアキだ。
モノローグ利用で変わった演出
「喰う寝るふたり 住むふたり」は、交際10年で同棲は8年目というアラサーカップルを描いたストーリーが口コミで話題となり、人気になった。
長い間結婚するでもなく付き合ってきたからこそ見える、男女間の些細なすれ違いなどの描写が非常にリアルで多くの読者の共感を呼んでいる。
この漫画の印象的な表現方法として、同じエピソードを、男性側の視点/女性側の視点でそれぞれ語っているという点があげられる。
ドラマとしては、どのように表現するかで原作読者の期待を裏切るかが決まる、重要なポイントだ。
NHKの公式サイトによると、これらの原作の表現を同じシーンを再度振り返りながら、男女の考え方の違いを小西真奈美、金子ノブアキのモノローグを利用することで上手に描き出すと在る。
ストーリーとしては平凡で、誰にでも当てはまるようなことだからこそ少し変わった演出により原作からの視聴者でない、全くの新規の視聴者も「おっ」と引きつける手法だと考えられる。
演じるほうは撮影が大変
このシーンについて、主演を務める二人は、
「一度撮影が終わったシーンを、新たなバージョンでもう一度最初から撮影し直す」
という想像以上に大変だったと語っている。
いかに、相手には口に出して伝えられない「心の声」を、表情で表現するかにも苦労したと語っており、ストーリーを楽しむ以外の味わい方も多そうだ。
単にダイナミックなストーリーで、視聴者をハラハラさせるのではなく、「あるある」ネタで共感を生み、軽い気持ちで毎週楽しみにできるドラマ。
続きが気になるわけではないけれど、その2人に会いたいから来週も楽しみで、見終わったあとに幸せになれるドラマと言うのは近年少なかったかもしれない。
NHKのドラマは良質なものが多いと評判なので、この新ドラマも期待できそうだ。