超高速!参勤交代のロケ地は?ネタバレあらすじや見どころを紹介!
2015/02/05 SNS拡散レベル 1 4,319 views
先月2014年度の日本アカデミー賞の発表がありました。
今回受賞には至りませんでしたが、佐々木蔵之介さん主演の「超高速!参勤交代」がノミネートされていました。
名前からしても面白そうなこの作品について調べてみました!
超高速!参勤交代の作者は?
2011年に第37回城戸賞を全審査員満点で受賞した土橋章宏さんの原作・脚本で、江戸時代の、大名・藩主の参勤交代を素材にした作品です。
2013年に小説、2014年には松竹の製作・配給で映画化され、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞しました。
土橋章宏さんはテレビドラマの”絶対零度”、”謎解きは、ディナーのあとで”、小説の”幕末まらそん侍”を手掛けた方です。
経歴を調べると、関西大学工学部を卒業し日立製作所にエンジニアとして就職し、2000年に、WEB会社を設立、小説などの作家を手掛けて今日に至っています。
元エンジニアという異色の経歴の持ち主ですね!
映画では、佐々木蔵之介さん、深田恭子さん、伊原剛志さんなどの豪華キャストが出演していました。
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あらすじや見どころ(ネタバレあり!)
江戸時代、参勤交代という制度があり、各藩の大名・藩主は、1年間、江戸で務めなければなりません。
この制度をオマージュした作品が、この「超高速!参勤交代」とも言えます。
参勤交代が終了した磐城国の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇は、地元に帰国すると、江戸にいるはずの家老・瀬川に「5日以内に再び参勤交代せよ!」という命題を与えられます。
これは湯長谷藩の所有する金山を手に入れるために企てられた陰謀で、これができなければ金山を取り上げるとの事。
通常では8日かかるらしいので、5日以内というのはかなりの難題でもあります。
しかし藩主は、藩や藩の人を守るため、これを実行する。
そのため、5日間で江戸に参勤交代するということが必要になるが、資金も乏しいなか大勢での移動は難しい・・・。
そこで、宿場付近で今でいうアルバイトを雇い、通常の参勤交代になるように見せかけて、山中は少数での移動を開始する。
予定が遅れ、手配していたアルバイトが帰ってしまったり、そこで別な藩が通りかかったりと、ドタバタがあったが期限通り江戸に到着する。
家老・瀬川の”湯長谷藩の金山”を手に入れようと企てがもろくも失敗に終わり、藩主・内藤政醇からの一言、”金山から取れるのは、不純物が多く金としては扱えない・・・”とのオチが・・・。
超高速!参勤交代のロケ地
映画の設定上は福島県ですが、ロケ地は兵庫県の篠山(ささやま)城で行われました。
映画のスタジオが京都のため、関西地区のロケ地が選定されたのでしょうか?
国の史跡で、日本の100名城(57番)にも選定されていますので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
アクセスを調べると、JR福知山線篠山口駅より神姫バスで15分です。
入場料は大人400円、大学・高校生200円、中学・小学生100円となっています。
この「超高速!参勤交代」は俗にいう時代劇というより、コメディータッチの映画のため、歴史に興味がない方でも楽しめるストーリーと言えます。
現在では、交通が発達しているため数時間の距離ですが、江戸時代の交通網の不便さも感じられるものでもあります。
江戸時代の参勤交代は、文章でしか理解していませんが、実際の再現に近い動画で当時の様子を感じられるかもしれません。
この映画を見た後、身近な人に無理難題を押し付けないでくださいね(笑)