虫垂炎の初期症状は?右下腹部が痛くなるらしい!
2015/09/01 SNS拡散レベル 1 109 views
最近、男子テニス界が、錦織圭選手の活躍で注目を集めており、ATPツアー・ファイナルでは、世界ランキング8位までの選手が出場できるとあって、注目度が高い。
しかし選手を見てみると???あれ?9位の選手がいる??ランキング3位のラファエル・ナダル選手(スペイン)が虫垂炎で手術・欠場とのこと。
虫垂炎ってどんな病気?どんな症状?そもそも虫垂って??
そんな、虫垂炎について調べてみたいと思います。
虫垂炎とはどんな病気?
昔は盲腸と言われていた病状で、虫垂(右下腹部にある大腸の一部の盲腸から細長く飛び出した器官)に何らかの原因で虫垂内部に細菌が増殖・閉塞し炎症ができることで、虫垂自体は6~8センチ、太さは鉛筆程度の太さです。
かつては、切除手術されることで切除しましたが、現在においては、健康でリスクが少なく経度であれば、物質投与による保存的治療で完了することも可能です。
ただし、手術の手遅れは、重症化、死亡に至る場合があります。
虫垂は善玉菌の備蓄機能を備えていることで重要視されていましたが、現在では食事から善玉菌の摂取が可能になり、備蓄機能としての必要性が薄れて来ています。
虫垂炎の原因は明確に解明されていませんが、糞便(糞石)や異物、リンパ組織の過形成、まれには腫瘍などで虫垂に何らかの悪影響が原因と考えられています。
世代で見ると、10代~30代の若い世代に多い病気なのだと言います。
虫垂炎の初期症状は?
まず、みぞおち部の鈍痛という形で関連痛が発生し、腸管粘膜に炎症が起き、右下腹部の鈍痛という形で内臓痛に至ります。
主な症状としては、下痢、嘔気、発熱などがあります。
右下腹部の具体的な位置は、へそと右の腰骨を結んだ線のへそから1/3ぐらいの場所になります。
経験者の話では、前兆はなく急に激しい痛みに襲われて虫垂炎と診断されているようで、今までにない腹痛とか体内で破裂したような感覚が起きるようです。
虫垂炎の治療方法は?
以前は、右下腹部の切開手術で行っていましたが、最近では、腹腔鏡手術(内視鏡手術)で行っています。
腹腔鏡手術(内視鏡手術)を行うと、入院期間も少なくて済み、約一週間で退院でき、手術跡が目立ちにくいことがあります。
治療方法は、3パターンあり、投薬治療、腹腔鏡手術で約一週間、開腹手術は、約二週間で退院できます。
予防方法はあるの?
かつて、言われていた「スイカやブドウの種を飲み込むと盲腸になる。」は全くのでたらめですが、虫垂炎の予防には正しい便通の習慣をつけて、便を溜めないことが重要です。
そのため、食物繊維を多くとる食生活が予防に当たります。
周りで、虫垂炎になった方がいて、腹痛の痛さは今まで経験したことがないような痛みということを聞いたことがあります。
肉料理中心の生活だったり、ファストフードの食事だったりと、野菜などを摂る機会も減りがちですが、虫垂炎になってから後悔するより、日頃の食生活で食物繊維を意識して、毎日1品は食べるような食生活を心掛けましょう。
きょうのおさらい
・昔は盲腸と言われていた病状で、虫垂(右下腹部にある大腸の一部の盲腸から細長く飛び出した器官)に何らかの原因で虫垂内部に細菌が増殖・閉塞し炎症ができることで、虫垂自体は、6~8センチで太さは、鉛筆程度の大きさ
・虫垂炎の初期症状はみぞおち部の鈍痛という形で関連痛が発生し、腸管粘膜に炎症が起き、右下腹部の鈍痛という形で内臓痛に至る。主な症状としては、下痢、嘔気、発熱などがある。
・治療方法は、3パターンあり、投薬治療、腹腔鏡手術で約一週間、開腹手術は、約二週間で退院できる。腹腔鏡手術(内視鏡手術)を行うと、入院期間も少なくて済み、手術跡が目立ちにくい利点がある。
・虫垂炎の予防には正しい便通の習慣をつけて、便を溜めないことが重要で、食物繊維を多くとる食生活が予防になる。