永井一郎「波平さん」声優のギャラが衝撃の安さ!?国民的アニメなのに黒すぎの声!
2018/11/24 SNS拡散レベル 3 745 views
1963年から、約半世紀にわたって続く国民的アニメ「サザエさん」のお父さん「波平」の声優だった、永井一郎(享年82)さんが1月27日、仕事で滞在していたホテルで亡くなった。だった。
その永井が生前、ギャラについて、赤裸々に語っていたことがネットで話題になっている。
「国民的アニメにしては安すぎる!!」という意見が多いのだが・・・
日本声優界の重鎮の1人
永井一郎は、言わずと知れたアニメ「サザエさん」の波平をはじめ、数々の作品に出演した日本声優界の重鎮の1人である。
【画像】
アニメ・吹き替え・特撮作品など幅広い分野で活躍していた。
アニメ作品では
「ゲゲゲの鬼太郎」
「宇宙戦艦ヤマト」
「機動戦士ガンダム」
「YAWARA!」
アニメ映画では
「風の谷のナウシカ」
「ルパン三世 カリオストロの城」
「天空の城ラピュタ」
映画「スター・ウォーズ」日本語版制作時には、ヨーダの声役の候補に挙がった当時、ジョージ・ルーカス監督から「ナガイは英語は話せるのか?」と、出演を打診されたことがあるという。
バラエティ番組でもナレーションを数多く務めた。
体調面では苦労が絶えなかった
35歳でバセドウ病に罹り、その後50代で糖尿病を患い、さらには1994年には食道癌が見つかり内視鏡手術、2000年には直腸癌で入院、手術している。
食道癌で手術をした後から声が出なくなり、後輩に誘われ酒を酌み交わしていたところ、自然と声が出ていたという秘話もある。
再び出にくくなって飲んでみたところ、また声が出ている…。
医者に説明しても首をかしげられたが、以来「声を出すために」あえて酒を飲むようになり、終生、病と酒の共存を強いられていたという。
永井は、1969年の番組開始以来、波平の声を担当してきた。
【波平画像】
重鎮が業界のタブーを激白
そんな永井が、業界のタブーとも言えるギャラについて語ったのは、1988年9月号の「オール讀物」(文藝春秋社)でのこと。
これが、日本俳優連合のHPに転載されており、それによると「波平さん1回分」のギャラは4万3200円で、年52本プラス予告編への出演(年7回)を合わせそこからもろもろの経費を引かれると、1年の手取りはおよそ164万円になるという。
もちろん永井の仕事は、サザエさんだけではなく幅広い分野で活躍しているのでそれ以上は貰っているのだが。
しかし、毎回好視聴率を稼ぐ国民的アニメの声優のギャラが明かされるとネットユーザーからは・・・
「サザエさんだけのギャラだからそんなもんだろ」
「バッカモン言うだけで160万貰えりゃいい額だろ」
と、「当然」と捉える声があがる一方・・・
「永井一郎みたいな声優の神さまが年164万・・・・orz マジですか・・・・」
「あんな高視聴率なのにいみわかんねえわ」
「バカ面タレントクビにして声優にお金を使ってくれ」
「アニメ業界は黒すぎるなーどういう構造をしているんだよ」
といった声も上がっている。
テレビ業界といえば、庶民には想像もつかぬ額のお金が飛び交う世界を想像しがちだが、国民的アニメ出演者が明かした思わぬ「庶民価格」に、驚いた人が多かったようだ。
ちなみに調べてみると、25年前の大学卒の初任給は13万円程度だった。
現在は20万円前後だから、その計算でいくと・・・
約220~230万円ぐらいにはなっているはず。
しかし、アニメは毎回3話構成なので、1回分というのは話の流れからして3話分のことのようだ。
ただ、収録にどのくらいの時間がかかるのか等、詳細がわからない状態でギャラが安いか高いか、議論しても仕方ないと思う。
しかし、一発屋タレントなどのギャラに比べると、やはり安いような気はするが週に1回の収録だと考えると悪くはないのだろうか。
だが、何よりやりがいのある仕事で誇りを持っていたと思うので、そのような仕事を持っていた永井一郎さんは幸せだったのだろうと思う。
今はただご冥福をお祈りいたします。