子供が鼻血を出す原因は?効果的な対処法をご紹介!
2014/12/11 SNS拡散レベル 0 159 views
子供の頃、私の母は買い物に出かけてチョコレートを欲しがる私に、「鼻血が出るからダメ!」とよく言っていました。
大量に食べたら鼻血がでる・・・しかし大量に食べて鼻血を出した経験はなかったです(笑)
それに昔と比べて鼻血を出して遊んでいる子も見ませんね。
滅多に無い事だからこそ、いざという時のために今日は鼻血について調べてみたいと思います。
子供が鼻血を出す原因の諸説は間違っていた?!
鼻血の原因はアニメなら、ちょっとHなシーンとか鼻血がでるのはお約束です。
なぜそのような演出が広まったかというと、谷岡ヤスジ先生の”メッタメタガキ道講座(1970年)”という作品で「鼻血ブー」というフレーズがあり、当時流行語になったことが始まりだとか?
これが現在にも至っておりますが、実際はHなシーンと鼻血は医学的に無関係で日本アニメ独自のお約束であり、海外ではありえないとのことです。
なら、チョコレートを食べ過ぎたから・・・。
というのも誤りです。
医学的な根拠はないとのことで、どこから始まったのかわかりませんが、ねだる子供にたくさん食べさせないためのおまじないだったのでしょうね。
少し話がそれましたが、医学的な見地では子供の場合、”鼻ほじり”と言いましょうか、お上品な言い方なら、”お鼻のお掃除”が原因で起きる事がほとんどだそうです。
鼻の入り口には細い血管(キーゼルバッハ部位)が集まっており、そこを指の爪で傷つけていることで起こります。
大人なら、”お鼻のお掃除”、もしくは、花粉症などでの鼻のかみ過ぎで、鼻の粘膜が低下した際に、鼻血が出やすいとのこと。
鼻血を止めている光景を見ると・・・。
よく見る光景ですが、鼻血が出た鼻の穴にティッシュペーパーを丸めて詰めて上向きで寝かせて血が止まるのを待つ。
もしくは、上体を起こして首の裏を軽く叩いてもらう。
誰もが、一度はやったことがあると思われる動作であると思われますが、最近、この対応はいけないと言われています。
なせなら、血が逆流して気管に入り込むことや、ティッシュを抜くときに再度鼻の粘膜を傷つけてしまうことが考えられます。
また、首の裏を軽く叩くことは、逆効果とのこと。
正しい止血方法は?
ではどのような止血方法が正しいのでしょうか?下記にまとめてみました。
1.下向きに座らせて、血が気管に逆流するのを防ぎます。
2.ティッシュなどで、血が落ちないようにして、小鼻をつまみます。3~5分で止血できます。(小鼻は、骨が無くて硬くない部位です。)
鼻の傷ついた血管が、この時間で修復し、傷口がふさがります。
今までの鼻血が出たときティッシュを詰めて、上向きに寝て・・・、この対応は子供のころから刷り込まれてきて今もやっていますし、結果も出ていました。
だけど、誤っていたなんて、ちょっと意外でした。
子供が、鼻血を出した。。。病気を疑う親もいますが、”鼻くそいじり”したのか・・・ぐらいで考えていて良さそうです。
でも、頻繁に起きた場合や止血が止まらないときは、大きな病気も考えられますので受診を検討ください。
きょうのおさらい
・ちょっとHなシーンとか鼻血がでるのは谷岡ヤスジ先生の”メッタメタガキ道講座(1970年)”という作品で「鼻血ブー」というフレーズがあり、当時流行語になったことが始まりで、Hなシーンと鼻血は医学的に無関係で日本アニメ独自のお約束であり、海外ではありえないとのこと。
・鼻血が出る原因は、鼻ほじり(鼻の掃除)が原因で、鼻の入り口には細い血管(キーゼルバッハ部位)が集まり、そこを指の爪で傷つけることで鼻血が出る。
・鼻血が出た鼻の穴にティッシュペーパーを丸めて詰めて上向きで寝かせて血が止まるのを待つのは間違い。血が逆流して気管に入り込むことや、ティッシュを抜くときに再度鼻の粘膜を傷つけてしまう。
・頻繁に起きた場合や止血が止まらないときは、大きな病気も考えられますので受診する。