子供が肺炎に?かかったときのこの症状に注意!
2014/12/08 SNS拡散レベル 1 59 views
子供が風邪を引いた症状になった際に肺炎を疑うお父さん、お母さんが多いですが、実際風邪と肺炎は関連性がどのくらいあるのか、症状や種類、定期接種など調べてみました!
医学の発達していない70年前なら4歳児の死亡率が2割、2歳児なら半分以上が亡くなっていました。
そんな過去の歴史があるため心配するのも当たり前です。
医療の発達した現在は子供が亡くなることは極端に減りましたが抵抗力の弱っている方、高齢者は日本人の死因の第4位ということもあり、まだまだ危険な病と言えます。
また、生後3か月の乳幼児は死に至る場合もありますので、注意が必要です。
そもそも肺炎とはどんな病気?
肺に細菌やウイルスなどの病気を起こす微生物(病原微生物)が侵入・感染し、肺が炎症を起こしている状態のことで、3パターンの感染原因があります。
1.ウィルスによる肺炎
インフルエンザウイルス、麻疹ウイルス、水痘ウイルスなどのウイルスが原因となる。
2.細菌による肺炎
肺炎球菌、インフルエンザ金、黄色ブドウ球菌が原因となる。
3.マイコプラズマによる肺炎(ウィルスと細菌の間の性質)
マイコプラズマ、クラミジアなどの一般細菌とは異なるタイプの微生物が原因となり、クラミジア肺炎は微熱であるが、強いせきと呼吸困難が症状となる。
この中で症状が重くなるのは細菌による肺炎で、特に子供がかかりやすいのは、ウィルス性肺炎、マイコプラズマ肺炎なんです。
通常なら呼吸器に空気と一緒にウイルスが侵入すると、体の防御反応が起きてこれを排除します。
しかし抵抗力の弱っている方、乳幼児、子供は防御反応が働かず肺までウイルスが侵入してしまい、肺炎に感染します。
これが原因で発症してしまうのです。
もしも子供が肺炎にかかったら?
肺炎に感染すると、風邪に似た症状のせきや発熱が出ます。
しばらくすると、呼吸困難のような肺炎特有の症状が現れてきますので、この症状が”肺炎”を疑う判断材料の一つになります。
さらに重症になると、顔色が悪く、呼吸困難、食欲減退、嘔吐などの症状が現れてきます。
こうなる前に診察を必ず受けてあげてください。
医者が風邪と誤診することもあり、2~3日で改善する方向でなければ、再度受診することも行ってください。
重症化した場合は、約1~2週間ほどの入院が必要になります。
今では生後2ヶ月から6歳未満が受ける、13価肺炎球菌結合型ワクチンにより、肺炎予防の免疫をつけることができます。
しかし予防は体の抵抗力が弱らないようにバランスのいい食事をとることが一番の予防になりますので、好き嫌いやジャンクフードの食べ過ぎなど、食生活が偏っていないか、お子様の食生活に注意を払ってくださいね。
万が一お子さんが肺炎にかかってしまったら早く病院に連れて行き迅速な処置をしてもらいましょう。
ですが、肺炎にかかる前に早期発見や早期診察というアクションが、重症化を防ぐきっかけになります。
そのためには日頃からお子様の異変を察知して、なるべく軽症で済むように配慮することが大切です。
小さいお子様がいる家庭では、偏った食生活や生活習慣をされていると心当たりがある方は、一度見直してみては、いかがでしょうか?
きょうのおさらい
・肺炎とは肺に細菌やウイルスなどの病気を起こす微生物(病原微生物)が侵入・感染し、肺が炎症を起こしている状態
・症状が重くなるのは、細菌による肺炎で、特に子供がかかりやすいのは、ウィルス性肺炎、マイコプラズマ肺炎
・肺炎に感染すると、風邪に似た症状のせきや発熱が出て、その後呼吸困難のような肺炎特有の症状が現れる。この症状が”肺炎”を疑う判断材料の一つになる。さらに重症になると、顔色が悪く、呼吸困難、食欲減退、嘔吐などの症状が現れてくる。
・医者が風邪と誤診することもあり、2~3日で改善する方向でなければ、再度受診することも大事
・生後2ヶ月から6歳未満が受ける、13価肺炎球菌結合型ワクチンにより、肺炎予防の免疫をつけることができる。
・体の抵抗力が弱らないようにバランスのいい食事をとることが一番の予防になるので、好き嫌いやジャンクフードの食べ過ぎなど、食生活が偏っていないか注意する。