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ペニーオークション運営してるけど質問ある?実際に聞いてみた。

      2014/11/13
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エンオク最 近、良くも悪くも注目の的になっているペニーオークション。欲しい商品を市場価格より安く購入できるメリットの一方、運営側が意図的に値段を吊り上げて いる例も報告されている。現在、国民消費生活センターにはペニーオークションに関する相談が増加しているという。ペニーオークション大手のひとつ、エンオ クの広報担当・青山氏(取締役)にインタビューを行い、胸中を聞いた。

 

ペニーオークション業界の現状

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(大量の景品の数々)

--どのような経緯でエンオクを立ち上げたのですか?

日本のペニーオークションの先駆け的存在だった、「激安オークション」というサイトのファンだったのがきっかけです。
「ユーザー」というより、ファン。 今月で閉鎖するという事ですが、ファンとして非常に残念です。

 

--立ち上げの際に参考にしたサイトはありますか。

ひとつは先ほど申し上げました「激安オークション」です。
もう一つが、ドイツのSwoopoというサイト。
これは日本のペニーオークションサイトのほとんどが参考にしているのではないでしょうか。

 

--エンオクを立ち上げたのが2010年4月。会社の規模はどれくらいなのですか。

私を含めて、従業員は4人です。

 

--少人数ですね。失礼なことを聞きますが、経営は厳しいですか。

そうですね。利益的な面よりは、世間の皆さんの評判が厳しいです。
「ペニーオークション=悪質」という図式ができつつあるのが痛い。
良質なサイトと悪質なサイトが同じように扱われていることは残念に思います。

 

--ペニーオークション業界の現在の状況について詳しくお話願えますか。

はっきり言ってしまうと、良質な運営会社が閉鎖に追い込まれ、悪質な運営会社が増加し続けています。
業界で長く運営してきた、真っ当な方法でやってきた会社なのにも関わらず、
認知度が高いことがアダとなって行政から指摘を受けやすい。
「経営のリスクを負う位なら」とオークション事業からは手を引いてしまうパターンが多いようです。
利用者自身、いいサイトか悪いサイトか、
判断がつかなくなっているのではないでしょうか。

 

--「行政からの指摘」というのは?

「1つの商品に対して複数の利用者が手数料を払って入札したのに、最終的な落札者は1人。落とせなかった方は損をする」
というペニーオークションの仕組みそのものがNGのようです。
そこを否定されてしまうとペニーオークションそのものが否定されてしまうということになります。
悪質な運営サイトと混同される様な事がなく、きちんと運営しているサイトが存続できる事を願います。

 

--「悪質な運営サイト」はどんな手口なのでしょうか?

私が耳にした中では、運営側が最終落札者になり済ます手口です。
プログラムを操作し、利用者が絶対に落札できない仕組みになっているそうです。
こういう所と同じに見られないよう、信頼を築いていきたいところです。
非常に難しい時期ですが、生き残らなくてはなりませんね。

 

--そんな厳しい状況での経営ですが、主な収入源というのは何になるのでしょうか?

入札に必要な、1枚75円の仮想コインの販売です。
参加前にはあらかじめコインパックを購入して頂きますので、これが主な収入です。
コインパックは50枚(3750円分)から販売しています。

 

--失礼ですが、ペニーオークションというモデルに将来性はあるのですか。また他に事業を立ち上げる予定はありますか?

先ほど参考にしたサイトとして挙げたSwoopo、ここはゴールデンタイムにCMを打っている程ドイツでは人気があります。
今はペニーオークションで手いっぱいなので他の事業は考えていません。

 

--では、ペニーオークションのテクニックのお話をお聞きします。ズバリ、「うまく落とすコツ」ってありますか?

うまく落とすコツとは言えませんが、「負けない」コツなら。
そうですね、「利用者が少ない時間」を狙うのは一つの手です。
ウチはだいたい午前4時から8時までが比較的ユーザーが減ります。この時間を狙うのは手ですね。
あとは欲しい商品が過去にいくらで落とされているか、
「落札価格一覧」でチェックを立てておくと戦いやすいです。あとは、
コインパックを多く落札している人は避ける、常連とは競らないとか・・・。
コレ!っていうものがないのがペニーオークションの魅力でもありますから、難しい質問です。

 

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DSやPSPも

実際に落札されていく、PSPや、DS等も見える。

どうやら、本当に出品はされているようだ。

 

エンオク

 

--そもそも、なぜペニーオークションは利用者が出品できないのですか。それって「オークション」なのでしょうか?

利用者が出品したものを利用者同士が競り合い落札する、
というのが、オークションの概念であるという上でのご質問ならば、
ペニーオークションはオークションではありませんね。
私がよく耳にする例えは
「ぺニーオークションはクレーンゲームの様なもの」
だということです。
1回100円を投入し、1回で商品を獲得できる人もいれば、何度やっても獲得できない人もいます。
何度やっても獲得できない人が、商品を穴の近くまで移動させて諦めた直後に、
別の利用者が1回で商品を獲得してしまうという様な光景は、ペニーオークションに近いかもしれません。
また、パチンコやスロットのように、ゲーム性・ギャンブル性が強いという認識を持って楽しんで頂きたいと思います。
パチンコでいくら使ってもでない人もいるように、ペニーオークションでも落札できなければ同じです。
逆に、1000円で当たりを引く人もいるように、10コインで落札できちゃった!などという事ももちろんあります。
台をカニ歩きする人もいれば、1台でずっと粘る人もいる。
色んな商品に入札する人もいれば、1つの商品に狙いを定めて入札する人も・・・と、非常に似ている部分があります。

 

--最後に、ペニーオークションを利用する際に、これだけは気をつけたほうがいいことがあれば教えてください。

先ほども話しましたが、ペニーオークションは落札できなければ損をするサービスです。
利用するにあたって「ギャンブル性の強いものなのだ」という認識を持っていただきたいです。
それがペニーオークション最大の魅力であり、まだ浸透していない日本では勘違いを招き易い点。
その分、最終落札者は、市場価格よりはるかに安い価格で商品を手にすることができます。
もしもこれをきっかけにペニーオークションに興味をもたれた方がいましたら、ぜひ当社の落札者の声をお読みください。
ペニーオークションがどのようなものなのか、どれくらいで落札できるものなのか、生の声を聞くことができます。
そして是非、ペニーオークションの楽しさを知っていただきたいと思います。

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インタビュー中の返答でもあったとおり
「ペニーオークション=悪質」と考えてしまうのは早計なのかもしれない。
本当に詐欺的なサイトばかりであれば
ここまで利用者は増えないのではないか。
重要なのはサイトを見極めるである。

取材後、青山氏から1通のメールが届いた。
エンオクもペニオク批判の情勢もあり、諸般の事情により2/21をもってサービス提供を終了する事になったそうです。

2/9までは従来通り「最新大型液晶テレビ」「高額ギフトカード」「人気高級ブランド品」「プレミアゲーム機種」などを出品するそう。
既存の会員は手持ちのコインがなくなれば、わざわざ閉鎖予定のサイトでコイン購入する事もないかもしれない!?
逆に入札が少なくなるであろう閉鎖までの期間をどう利用するか・・・。
いずれにせよ、エンオクがなくなった後のペニーオークションこそ、各自見極める目が本当に必要なのかもしれない・・・。
ライター:オグラ
記事元:秒刊SUNDAY

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