アポフィス衝突で人類滅亡?軌道は?
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昨年末に「はやぶさ2」が打ち上げられましたが、はやぶさ2は順調に行けば2020年に再び地球に戻ってきます。
生還時の感動を再びもたらしてくれるでしょう!
しかし宇宙は謎だらけで神秘的ですので、きっと新たな発見がきっとあるはずです。
そんな中、地球に接近、衝突する可能性がある小惑星があるという話を聞きましたので、そんな惑星「アポフィス」について調べてみました!
地球に衝突する惑星とは?軌道は?
2004年に発見された惑星で、2005年7月19日、正式に「アポフィス」と命名されました。
この惑星は、地球軌道のすぐ外側から金星軌道付近までの楕円軌道を323日かけて公転しているもので、直径も300メートルから400メートルといった、惑星の世界からするとかなり小さい部類に入ります。
そんな小惑星ですが、2029年に地球に衝突するかもしれないことが報じられました。
再度、詳細に調べると2029年の衝突は地球には影響がないが、人工衛星に衝突する可能性があるらしく、この衝突が影響して2036年の接近時に地球に衝突する計算がなされました。
450分の1の確率であることがドイツ人の13歳の少年によって公表され、ヨーロッパ宇宙機関 (ESA) もこれを認めています。
その後2013年にNASAが行った調査では惑星の直径や質量の詳細情報が判明し、再計算すると2036年接近時における衝突の確率は100万分の1以下となり、実質的に衝突しないことが判明しました。
それ以降の衝突の可能性で調べると、2042年から2105年の間に17回も衝突の可能性がある、もしくは接近があるようです。
衝突の危険性は、少ないかもしれませんが、接近する可能性が高いことが伺えますね。
机上の計算と実際の宇宙での軌道が同じであれば問題ないですが・・・。
地球に衝突したときの影響は?
数年前、ロシアで隕石が落下した映像がテレビなどでもよく紹介されていましたが、小さい隕石でも落下のエネルギーで破壊力がすさましかったのを覚えています。
NASAの評価では、この小惑星が衝突した場合のエネルギーはTNT換算510メガトン相当と公表しています。
実際の影響は小惑星の構成物質、衝突する地点や角度により異なりますが、いずれにせよ数千km2にわたって大きな被害が生じると考えられています。
しかし氷河期や大量絶滅を引き起こすなどの長期間にわたる地球規模の影響が出るとは考えられないようです。
そのため、衝突の地域の環境は破壊されますが、人類滅亡までのエネルギーはもっていないようです。
それにしても宇宙は、謎だらけです。
現時点で発見されていない惑星があり、地球に衝突するものが現れるかもしれません。
しかしそれが、ロマンというべきか新たな発見を見つける可能性でもありますよね!
はやぶさ2が宇宙の謎を解明する情報を収集して、帰還してくれることに期待したいです。