もっちもちでシコシコきしめん「伝統のきしめん亭」に行ってきた
2014/11/13 SNS拡散レベル 1 368 views
名古屋と言えば「みそかつ」「ひつまぶし」「手羽先」そして「きしめん」が有名でありますが、昨今のはなまるうどんや丸亀製麺などの「讃岐うどん」ブームに押され影を潜めがちな存在になりつつある。
そんな中「きしめん」もそれなりに旨いということを知っていただきたい為、名古屋のエスカ地下街にある「きしめん亭」に早速行ってきた。
ここの店は「伝統の」というキャッチフレーズが付いているだけありその歴史は長く90年という長い経営履歴を持つ。そんな「きしめん亭」のきしめんはさすがに他の店とは格段に違う。まずこの色と食感。
ふわっふわのきしめんは、のどごしが良く、実はこの日歯の状態があまりよくはなく「痛み止め」を飲みつつ食事をしていた。
痛み止めは「ロキソニン」だが、ピンポイントで歯の痛みをとめるのではなく総合的に痛みを緩和するだけなので、食事をする際はそれでも激痛が走る。
ところがこのきしめん、あまりのふわふわさに噛み砕くという処理をすることなく喉に「チュルチュルッ」と入っていく。つまり咀嚼なしに食べることが出来るほどやわらかい。
とはいえ「さぬきうどん」のコシに慣れている方にとっては逆にそれが物足りない感を煽る形にはなるが、それにしても、フワフワの麺にしみこまれた出しの味が見事に絡み合い、絶妙なハーモニーを奏でている。
天ぷらも、ほどよくジューシーで噛むたびにエビのジューシーなエキスが口に広がる。きしめんと一緒に食べると味が増幅されより濃厚でエレガントな味わいになる。
さぬきもいいが、きしめんも食べてみたいと言う方は是非名古屋で味わっていただきたい。
(ライター:ユカワ)
記事元:秒刊SUNDAY