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なぜ日本の某WEBデザインは2003年で止まってしまったのか。

      2018/11/24
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何故日本のWEBデザインは2003年で止まってしまったのかという記事がネットでも話題になっていたが、実際のところそんなに古いデザインのサイトは数少なくなっているのではないかと思われる。しかし記事があおるように唯一、昔の古臭いデザインを未だに引きずっている『団体』が確かに存在する。何故そこまで昔のデザインにこだわるのだろうか。


―問題となっている記事

Japanese Web Design: Why You So 2003?

問題となっている記事は上記の『何故日本のWEBサイトは2003年で止まってしまっているんだい?』と言う記事。それを見ると、選定には恣意的なものを感じるが古臭いデザインのサイトがかいつまんで紹介されているが今回の論点はそこではなく、注目したいのは次にあげるような役所のHPだ。

たとえば、アメリカの首都ワシントンDCのWEBサイト

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なんともワクワクしてくるようなカラフルで期待感をあおる美しいWEBサイトだ。
対する日本の首都東京。

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何とも言えない素人臭さが漂うウェブサイト。ホームページビルダーで作りましたか?と言いたいところだ。なぜここまで差がついてしまうのか。その他役所のホームページをみてもだいたい上記のような古臭いサイトが出てきて、閲覧者を萎えさせる。

―デザイン性に優れたサイトは腐るほどある

日本でデザイン性に優れたサイトは実は、腐るほどある。それを知りたい方はWEBデザインサイト集を見れば3秒でそれが把握できる。

デザインの引出しを203%拡張させる神Webサイトデザインギャラリー

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上記企業サイトなどは、プロモーション力・告知力・訴求力を考慮し、今風のデザインを作りたいと言う要望のもと、広告宣伝費を多く払う事ができる優良一流企業。
しかし、そうではなく特に告知力云々は無視して取り急ぎ伝えたい情報を誰にでも伝わるサイトを作れればいい、という考えならばどうだろうか、当然デザイン性は薄れ、よく言えば誰でも分かりやすい、悪く言えば簡素なホームページになる。

実際に某県のウェブサイトの入札に携わったことがあるが以下のような仕様でとの要求があった事を知っていただきたい。

*ユニバーサルデザインであること
*ユーザビリティに優れていること
*アクセシビリティに考慮されていること
*フォントの大中小が変更できること
*どんな環境でも閲覧できること
*低スペックのコンピューターでも何なく見れること
*InternetExplorer6以上、MACIEで見れること

今時IE6はお約束として、今時MACIEなんてどうやって確認するんだよ、という突っ込みがチラホラあったが、お役所からこのような仕様が要求された以上、こうして作るしかない。もちろん上記仕様を無視して、美しいデザインで提出すれば、仕様規定を満たしていないとみなされ、入札は失敗に終わる。結果的に東京都のような2003年のようなインターネット黎明期のようなサイトにならざるを得ない。

何故だ、もっとワシントンDCのように凝ったデザインにして、ワクワクさせれば観光客も見込めるのに・・・と思うかもしれないが、役所側はそうすることで発生する『クレーム』を多いに恐れ何事も『無難に』済ませたいのが裏にあるようだ。(今のサイトが無難だとはいえないが)

―変わりゆく日本のWEBデザイン

さて、ユニバーサルデザイン云々言っているばかりではない。日本のお役所のWEBデザインも徐々に変わりつつある、それが日本を代表する総理官邸のサイトだ。
まずこちらがホワイトハウスのサイト

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なるほど、実に海外に近づいている。というより、ホワイトハウスのサイトを参考にしたのか?と疑うほど似たデザインであることは良しとして、市・役所等のサイトに比べれば遥かに現代に近づいたデザインだ。

これを機に、デザイン改良の波がこればWEBデザイン会社は嬉しい悲鳴を上げれるのですが、そんなところに財源を割り当てる余裕も無く、やはり『見れればいい』という事に落ち着くのだろうか。

(ライター:たまちゃん)

記事元:秒刊SUNDAY

 - WEBデザイン



         

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