静止気象衛星ひまわり8号搭載のH2Aロケット25号機が打ち上げ成功!
2014/10/16 SNS拡散レベル 1 58 views
本日午後2時16分00秒に静止気象衛星ひまわり8号を搭載したH2Aロケットが打ち上げられた。
このひまわり8号は来夏7月より運用が開始される予定で、運用が始めれば次世代の気象観測が可能になるという。
現在運用されているひまわり7号は平成22年から運用され、来年27年に寿命を迎える為、平成21年より気象庁が開発をすすめ、本日打ち上げられた。
ひまわり8号は次世代型?!
ひまわり8号は、従来機に比べより鮮明な観測データを高い頻度で収集する事が可能な為、最近多くなってきている、ゲリラ豪雨や急に発生する竜巻などの予測精度も上がると言われている。
今回一番の改良ポイントは搭載されているカメラの性能が格段にアップした事だ。
7号に比べ、解像度は約2倍にアップされ、可視画像は原稿が最大で1キロ四方だった物が、0.5キロ四方まで向上され、赤外線画像は4キロ四方から2キロ四方になる。
しかも観測する波長が5種類から、世界で最も多い16種類に増える為、雲の種別や積雪と海氷の区別が簡単になるという。
現在7号の画像は白黒なのだが、8号は3種類の可視画像を合成する技術で静止気象衛星初のカラー画像化を実現。
これにより、黄砂や火山灰の監視もより正確になる。
撮影頻度が多くなるため台風予測もより細かく
現在台風の撮影頻度が7号では30分に1回の割合だったが、8号は12倍の2分半に1回撮影する為、より詳しい観測が行えるようになり、台風の進路予想の精度も上がる。
誤差の範囲が24時間後予報では従来より10キロ程度、72時間予報では20キロ程度の改善ができると見ている。
引用:http://www.data.jma.go.jp/mscweb/ja/himawari89/index.html
8号と同じ性能の9号は28年度中に打ち上げられる予定で、8号のバックアップ樹として待機運用される予定だ。