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節電だからってiPadで仕事をこなすことは本当に可能か?

      2014/11/13
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夏 の節電対策に、ソフトバンクの孫社長が驚くべき発言をしていた。なんとiPadのみを利用しての業務ということだ。単純に考えてiPadだけで業務すると いう事は『メール』と『ネットブラウジング』に限られてしまう。だが日常業務はそんなイージーな作業だけではクリアすることが出来ないハードな作業も発生 してしまう。いったいどのようにクリアすればよいのか。

今回は出来ることを『○』出来ないことを『×』何とかすれば出来る物を『△』とします。
もちろん、節電という名目上、高額アプリを買う事は本末転倒なので除外します。
つまり、無料で使えるかどうかを実証するということです。
無料であれば、どんなアプリを入れてもOKとします。
業種はIT系のエンジニア(WEB系)とします。

―メールチェック 『○』

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メールチェックは可能。というよりデフォルトの機能で装備されているため言うまでもない。
プッシュ通知をしておけば、PCよりも機能は上がる。
ただ、ソフトウェアキーボードが使いづらいという方は、Bluetooth対応の、キーボードをお勧めする。
節電だからと言って使い勝手を損ねては仕事になりませんからね。

―PDFを見る。『○』

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PDFを見るには、特に設定は要らず、ブラウザのPDFビューアーを利用するか、
Gmailが関連付けてくれるGoogle Docs等で閲覧可能、または専用アプリを入れても良い。

-WEBをチェック 『△』

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世界の動向や情勢を確認する上でWEBは必須なのだが、一つ問題が。
そうFLASHが見れないのです。
ニュースサイトだけであれば良いのですが、WEBデザイナーであればFlashを多用した
サイトを参考にするのは日常業務、これは痛い。

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iSWiFTERという、アプリを入れれば、Flashを見ることが出来るが非常に動作が重く
Safariの快適さは失われるうえ、フリーズした。参考にすることはできない。

―Excel・Wordを使う △

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企画書・提案書・請求書、業務では様々な書類を毎日書き続けます。
当然、iPadで業務をするうえで必須になってくるわけですが、iPadには
ExcelやWordを見る機能はありません。
だが、iWorkというアプリを入れることにより、それらは解消するが、Officeとの完璧な互換
ではないうえ、1200円と結構値段がはる。
節電目的で、iPadを使っているのに、アプリ購入に費用がかかってしまっては本末転倒。
代わりにGoogleのGoogle Docsを使えば、そこそこ閲覧はできるが
Windows上でのような快適な作業は期待できない。

―FTPにアップ ○

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FTPにデータをアップおよびダウンロードするアプリは結構あります。
GoodReaderなどはお勧めなのですが、iPhone版は無料のものがあり、iPadは
有料版しかない。仕方ないのでiPhone版をダウンロードして使う。
Google Docs等に貯めてある、書類等をFTPで転送したりPDFに書きだしたり
使い道は様々だ。

―LocalのNASにアクセス △

FTPではなく、ローカルのNASにアクセスしたい場合はどうするか。
BaffaloなどがWebAccess iというアプリを公開しているので、メーカー限定だが
アクセス可能だ。

―HTMLの編集△

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WEBの修正依頼が来たからすぐに修正を。だがiPadにはDreadmWaverなんて、洒落たものは無く
修正を行うのであれば、タグを直接編集するしかない。
文字レベルであれば対応可能だが、レイアウトは相当タグうちに特化したコーダーでないと敷居が高い
また、写真加工もアプリを入れれば可能だが、Photoshopとまではいかないし、品質が
著しく低下する。クライアントに「あれ?手を抜いた?」といわれても「節電です」とはいえまい。

―写真の加工 △

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趣味や、個人的な写真の明るさや色調を変えるぐらいのアプリは山ほどあるのですが
仕事で使うようなレベルのアプリはそうありません。
というより、iPadで最適化された画像をベースにしてしまうと、別の環境で見た場合
若干見栄えが異なることがありますので、ちょっと勇気がいる。
AdobePhotoshopExpress はAdobeが提供するアプリです
Photoshop並とはいかないが、写真の編集程度に。
(写真のネギトロ丼は極めておいしかったです。)

―SSH ○

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SSHが使えれば、別にアップロード作業なんて面倒なことは必要なくなり、直接サーバ
いじることが出来るわけですが、さすがiOS!SSHは可能。だがアプリがピンキリ。
節電とはいえ、実証の為、やむをえず今回購入したのは、一番安いSSHTerminal(150円)
本来ならば、ジュース1本分をアプリに費やした『会社の鏡。』だが、『経費』という
オトナの事情により会社の所有物と化す。
さて、このSSHTerminalですが、問題点が一つあり、VIエディタがバグるという致命傷をもつ。

それを目をつぶれば、外部からのサーバメンテナンスはこのアプリさえあれば事は足りる。
確かに、節電の為に、iPad作業ができるのかもしれない。
もちろん、サーバメンテナンスを行う人向けだが。

さて、外部接続という事で、どうせならWindowsにもつながれば、リモートで作業ができるのでは?
ということで、PCでもおなじみのVNCを使ってみました。

―リモート作業 ○

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片方をVNCのサーバにし、iPadから接続。難なくログイン。
VNCクライアントは、無料版のPocketCloudを使う。

ログイン先はWindowsという事もあり、当たり前だがなんでも動く。なんという快適な環境。
これさえあれば、別にわざわざアプリを入れる必要もない。

なんて甘い考えは辞めたほうがよい。
そもそも片方のWindowsがあるのであれば、iPadは必要がない。
今回は節電の為に、Windowsを泣く泣く切るわけだ。当然VNCは利用不可。

ということで、営業マンやサーバエンジニアなど、一部の限定した業種であればiPadで
作業可能かもしれないが、開発エンジニアにとってiPadでの作業を命じられた日には
大工に、素手で家を建てろと言っているようなものかもしれません。
それでも、孫社長は工夫して出来ないことを出来るようにと、言い放つのかもしれませんが。

―以下まとめ

【快適に可能な作業】

WEBを閲覧 / デフォルト機能
原稿を書く / Evernoteなど
メールチェック / デフォルト機能
PDF閲覧・作成  /  GoodReaderなど
FTPアクセス /  GoodReaderなど
SSHアクセス / SSHTerminalなど
NASにアクセス / WebAccess i

【快適ではないが可能な作業】

FLASHサイト閲覧 / iSWiFTER
Office関連を開く / GoogleDocs
HTML編集  / Evernoteなど(タグうち)
写真編集 / AdobePhotoshopExpress など

【不可能な作業】

・Flashオーサリング
・DTP
・高度なWEBデザイン
等など言い出したらきりが無くなるのであとは省略。
ライター:ユカワ
記事元:秒刊SUNDAY

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