琉球王国のグスク及び関連遺産群へのアクセス方法やグルメスポットは?
2018/11/23 SNS拡散レベル 0 28 views
【世界遺産登録理由】
沖縄県に点在する「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は、14世紀後半から18世紀末にかけて生み出された琉球独自の特徴をあらわす文化遺産群。
独立国家であった琉球王国が東南アジア、中国、朝鮮半島、日本と経済的・政治的・文化的交流を持っていたことがうかがえること、グスク跡は、琉球王国の遺跡と文化的伝統を今に伝える貴重な考古学的遺跡であること、自然崇拝、祖先崇拝という沖縄伝統の信仰形態を今日に伝えていることが評価され、世界遺産に登録されました。
【所在地住所】
今帰仁城跡
沖縄県国頭郡今帰仁今泊5101
座喜味城跡
沖縄県中頭郡読谷村座喜味708
勝連城跡
沖縄県うるま市勝連南風原3759
中城城跡
沖縄県中頭郡北中城村大城503
首里城跡
園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園 沖縄県沖縄市
斎場御嶽
沖縄県南城市知念久手堅
【アクセス方法】
飛行機・その他:
那覇空港、那覇バスターミナルからレンタカーまたは路線バス
【遺産概要・見どころ】
世界遺産として登録されたのは、
今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
座喜味城跡(ざきみじょうあと)
勝連城跡(かつれんじょうあと)
中城城跡(なかぐすくじょうあと)
首里城跡(しゅりじょうあと)
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
玉陵(たまうどぅん)
識名園(しきなえん)
斎場場御嶽(せーふぁうたき)
の9つの遺跡群です。
グスクとは、古琉球(グスク)時代の遺跡のことで、一般的には「城」と訳されますが、日本の城とはまったく違うものです。
グスクの領域はすべてが城ではなく、聖地、拝所という意味合いを持つ御嶽(うたき)の領域として拝所があり、多くの参拝者が訪れていたようです。
また、グスクの城壁は、本土に見られるような直線ではなく、地形に沿った美しい曲線です。
↓
450年の歴史の中で花を咲かせた琉球独自の文化を味わうことができるでしょう。
【近くのおすすめグルメスポット】
沖縄本島南部には世界遺産に登録された5つのグスクがあります。
中でも首里城は、沖縄が独立国だった時の首都で、首里城を中心に史跡が点在しており、沖縄料理などの飲食店や土産品店などが増えています。
近くの「首里そば」の沖縄そばは、自家製のコシのある麺と素朴で奥深いダシに定評があります。
時には開店2時間ほどで完売してしまうこともあるとか。
TEL | 098-884-0556 |
営業時間 | 11:30~14:00頃 (売切れ次第終了) |
定休日 | 日曜日 |
琉球王朝時代の屋敷跡に建つ、築60年の民家を改造して営業している「琉球茶房あしびうなぁ」で見事な庭園を眺めながら食を楽しみ、くつろぎの時間を持つのもおすすめです。
TEL | 098-884-0035 |
営業時間 | 【お昼】11:30~15:30【夜】17:30~24:00 |
定休日 | 旧盆・研修日 |
少し変り種のブクブク茶の体験はどうでしょうか。
首里城からほど近い、「嘉例山房(かりーさんふぁん)」は、自分でぶくぶく茶を作ることができます。
TEL | 098-885-5017 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 火曜・水曜 |
他にも勝連城跡方面の丸一食品塩屋店のいなりずしは白っぽくて本土のいなりずしとは様相が違っていたりと、おいしくて沖縄独特なグルメをぜひ味わっていただきたいものです。
TEL | 098-974-5550 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日 |
沖縄というとエメラルドグリーンの美しい海と、たくさんの自然があふれる島というイメージがありますが、その歴史はかつて独立した王国であり、戦争によって傷ついた島です。
海のレジャーを楽しむだけでなく、沖縄が抱える歴史と現在をしっかりと見つめなければならないと思います。