炭水化物抜きダイエットは危険?正しいやり方、メニューを大公開!
2014/10/16 SNS拡散レベル 1 150 views
世の中にはたくさんのダイエットがあるが、その中でも一番有名でチャレンジしたことのある人が多いダイエット法の1つは、「炭水化物抜きダイエット」ではないだろうか。
炭水化物は糖質と食物繊維からなっているため「糖質制限ダイエット」とも呼ばれている。
確かに、手軽に短期間で体重を落とすことはできるが、方法を間違うと美しくダイエットできるどころか、体にとって危険を及ぼす。
今回は、炭水化物抜きダイエットの危険性と、正しく安全な実行方法についてご紹介する。
誤解されている炭水化物抜きダイエット
炭水化物は、食事のカロリーの実に約半分以上を占めていると言われており、そのため炭水化物を減らすと効率的にカロリーを減らすことができるのだ。
また、炭水化物に含まれる糖質の摂取を抑えることで、血糖値の上昇を緩やかにする効果もある。
炭水化物を摂り過ぎると、血糖値が急に上昇するため、栄養が脂肪になりやすくなったり、時間の経過にともなって低血糖状態になると、よりお腹が減って食欲がわく…というダイエットにとっては「負の連鎖」になるのだ。
このような話が炭水化物ダイエットという言葉とともによく語られるため、炭水化物(つまり主食)を全く摂取しないというのがダイエットにいいという誤解をしている人が多い。
炭水化物ダイエットとは、「炭水化物を全く食べない」ダイエットのことではないのだ。
あくまで、「炭水化物を減らす」のがこのダイエット法のポイントだ。
炭水化物を完全に断ってしまうと、心身に様々な影響を及ぼすことになる。
では、なぜ炭水化物を全く摂取しないことが危険なのだろうか。
間違った炭水化物抜きダイエットは何故危険なのか
炭水化物は、体に必要な3大栄養素の1つで、その炭水化物を断ってしまうと以下のような悪影響がある。
1:体がエネルギー不足に
炭水化物に含まれる糖質は、脳にとってたった一つの栄養源だ。
この糖質の供給が減ってしまうと、脳がエネルギー不足に陥り、ボーっとしてしまったり、集中力が低下したり、やる気がわかない…つまり無気力状態になってしまうのだ。
2:逆に太りやすい体になる
炭水化物の摂取を行わないと、筋肉も減少することが分かっている。
筋肉が単位あたりの重量が軽い脂肪にかわるため、一時的には体重が減るものの、基礎代謝が落ちてしまうので、痩せにくく太りやすい体になってしまうのだ。
3:体臭や口臭がきつくなる
炭水化物が無いため、体は脂肪を分解してエネルギーを得ようとするのだが、その時に「ケトン臭」が発生し、これが口臭や汗、体臭に大きい影響を与える可能性がある。
正しい炭水化物抜きダイエットの方法とは
炭水化物を、体に負担のない程度で摂取量を減らすというのが正しい炭水化物ダイエットの最大のポイントだ。
なにも3食全ての炭水化物を減らすのではなく、そのうち1食の炭水化物を抜くというのが安全で効果的だろう。
1日に300キロカロリーほど、炭水化物からのエネルギー摂取を減らすだけで、このダイエットは効果があり、これは、ご飯1杯分程度。
朝・昼についてはその後の活動の重要なエネルギーであるので炭水化物はいつもどおり摂取し、夜に炭水化物を抜くという取り組み方がオススメだ。
夕ごはんは、タンパク質を多く含む豆腐や鶏肉などをしっかり取るのがいいだろう。
さらに、
・食事の時は、野菜から食べる(脂肪の吸収を抑えたり、満腹感を感じやすくなる)・ゆっくり、よくかんで食べる(脂肪としての蓄積を抑える、満腹感を感じやすくなる)
・ビタミンB1が含まれる食材を一緒に食べる(糖質がエネルギーに変わりやすくなる) |
ということを気をつけると更に良いだろう。
また、もちろん間食はNGだし、単に食事制限だけでなく適度な運動を取り入れることでリバウンドしにくく、健康的なダイエットが可能だ。
ちなみに筆者はこの方法で2週間で8kg減に成功した。
ぜひ、正しい炭水化物ダイエットを実践してみてはいかがだろうか。