敗血症は原因不明?その症状とは?子供やお年寄りは要注意!
2015/09/01 SNS拡散レベル 1 886 views
こんにちは!orzです。
女優や声優として第一線で活躍されていた弥永和子さんが、11月1日に享年67歳でなくなりました。
弥永さんは、「新・エースを狙え」の緑川蘭子役や、「幽☆遊☆白書」の佐藤黒呼役などの声優や、映画「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバーの吹き替えなどで活躍されていましたが、若くして亡くなった弥永和子の死因は、敗血症。
あまり聞き慣れない病気ですよね。実は韓国のヨン様こと、ペ・ヨンジュンさんもかかっている病気なのです。
私たちもかかる可能性があるこの敗血症について、詳しく調べてみました。
敗血症ってどんな病気
敗血症とは、様々な細菌による感染症が起こった体内の臓器から、血液の中に流れた最近が血液中で広がることでおこる病気です。
血液は全身を巡っているので、細菌が全身に広がると体全体に不調を引き起こします。
そのため、全身性炎症反応症候群(SIRS)とも呼ばれている病気です。
敗血症の原因は?
原因は細菌に感染することで、大腸菌、緑膿菌、表皮性ブドウ球菌、カンジダ菌など様々な原因菌がありますが、これらに感染したからといって敗血症になるわけではありません。
健康な状態なら、血液は細菌が入り込んでも増殖を抑える力があるのですが、その部分が弱っていると血液中で細菌が広がり、敗血症を発症してしまうのです。
細菌感染の中でも、肺や腹部、尿路で起こった細菌感染は敗血症のリスクが高まる可能性があると言われています。
敗血症の症状は?
敗血症になると、体温が急上昇する、または急低下する(38度以上、36度以下)、心拍数が増加する(1分間に90回以上)、呼吸数が増加する(1分間に20回以上)、白血球が異常に増加する、または減少すると言った症状が現れます。
症状が進んでいくと、重症敗血症と言われる症状になります。
こうなると、臓器へ血液が流れなくなるため、尿が減ったり、浮腫が起きたり、呼吸困難になったり…と臓器不全を引き起こします。
そして、最悪の場合は死に至ってしまうのです。
子どもと高齢者は特に注意
敗血症は、免疫力・抵抗力が低いと発症しやすい病気ですので、そのため、子どもやお年寄りがかかることが多いとされています。
症状は風邪に似ているため、発見や治療が遅れると4分の1の人が亡くなってしまいます。
ただし、直ぐに病院にかかれば回復する病気なので、原因菌も感染経路も違うため、必ず専門家に見てもらい、個別の対処をして貰う必要があります。
これからの季節、手洗いうがいを徹底して、体の異変を感じたらすぐに適切な医療機関を受診しましょう。
不治の病ではないため、しっかり原因菌が分かれば治療は可能なのです。
今日のおさらい
・敗血症とは、様々な細菌による感染症が起こった体内の臓器から、血液の中に流れた最近が血液中で広がることでおこる病気で、別名、全身性炎症反応症候群(SIRS)とも呼ばれている。
・細菌感染の中でも、肺や腹部、尿路で起こった細菌感染は敗血症のリスクが高まる可能性があると言われている。
・敗血症になると、体温が急上昇する、または急低下する(38度以上、36度以下)、心拍数が増加する(1分間に90回以上)、呼吸数が増加する(1分間に20回以上)、白血球が異常に増加する、または減少すると言った症状が現れる。
・免疫力・抵抗力が低いと発症しやすい病気ですので、そのため、子どもやお年寄りがかかることが多いとされている。
・症状は風邪に似ているため、発見や治療が遅れると4分の1の人が亡くなってしまいますが、病院で治療を受ければ回復する病気でもある。