年越しそばの人気トッピングは何?関東vs 関西
2014/12/05 SNS拡散レベル 0 231 views
今年もあと数か月で年越しがやってきます。
年越しには大晦日に縁起をかついで蕎麦を食べますが、その由来や意味をご存知でしょうか?
私は関東在住なので、よく”たぬきうどん”を注文していました。理由は、安い金額だから・・・。
そんな、自分の中の常識で、大阪に出張した際、メニューの”たぬき”をみ見て、”たぬきうどん”を注文したら、「そんなものは置いてない!!」とのことで、店主にどやされた経験があります。
結局、店主が、「きつね」というメニューで調理して、提供してくれました。
関東圏の食文化の方が、天かす入りの”たぬきうどん”を関西で食べたい時、”ハイカラうどん”と注文するそうです。
ちょっと、ネーミングが恥ずかしい感じがしますが、最近では、某牛丼屋のメニューでもありますね。
そんな、関東と関西では、そば・うどんの違いがありますが、年越しそばのトッピングについても違うのか調べてみました。
年越しそばの由来
年越しそばには、数々の由来が存在しますが、代表的な由来をご紹介します。
・そばは、細く長くということで、縁起担ぎから来ている延命・長寿祈願説。
・そばは、切れやすいので、旧年の労苦や災厄を、これで切り捨てる説。
・金銀細工師が作業で発生した金粉・銀粉を集めるのにそば粉を用いたことが由来で、金運をつかむためと言われる説。
・”世直しそば”としてそば餅を振る舞ったところ、運気が上昇したという説。
・そばの植物の育成では、さまざまな困難や環境がありますが、日光を浴び元気に育成することで健康祈願説。
どれも、良い方向への運気を願っていることが感じられますね。
関東風と関西風の違い
関西人は、関東風そばを見て、「色が濃すぎて食べられない。」とよく言っているのを聞きますが、つゆは次のような違いがあるようです。
関東風つゆ
鰹節ベースに濃口醤油
関西風つゆ
昆布ベースに薄口醤油
塩分濃度は、関東風より関西風が高いとのことで、色からくるイメージで関西人は捉えていたのでしょうね。
関東風、関西風の境界線は、岐阜と滋賀の間(関ヶ原という説も)らしく、新幹線の駅でのそばやうどんは、米原より西が関西風とのことです。
人気トッピングは?
関東ではつけ麺や冷たいざるそばや温かいだしのそばでいただくようですが、お好みで食べているようです。
関東で多いトッピングは、エビのてんぷらそばで、年越しそばの場合、大晦日にスーパーでエビ天を購入したものを使う方が多いようです。
関西では、圧倒的にニシンそばが主流で、ニシンそばのセットを購入して調理して食べているようです。
私は年越しそばは、大晦日お腹がすいたから夜食的に食べるものと思っていました。
そして年跨ぎで食べるので、”年越しそば”というのかと思いきや、いろいろな説の由来があり、日本人の新年への期待が込められていることを感じました。
年越しそばを食べるタイミングを調べると、”年を越す前”にいただくものと言われています。
皆さんも年越しそばの準備を行い、来たる新年に対して、運気上昇のきっかけに食べてみてはいかがでしょうか?
記事POINT!
・【関東風つゆ】は鰹節ベースに濃口醤油、【関西風つゆ】は昆布ベースに薄口醤油をベースにしている。
・塩分濃度は、関東風より関西風が高い
・関東風、関西風の境界線は、岐阜と滋賀の間(関ヶ原という説も)という説が有力。
・関東で多いトッピングは、エビのてんぷらそば、関西では、圧倒的にニシンそば。
・年越しそばを食べるタイミングを調べると、”年を越す前”にいただく事が正しい。