実は誤解している謎の国「インド」の文化
2014/11/13 SNS拡散レベル 0 190 views
インドという謎の国には我々多くの日本人が誤解している文化があります。例えば「インド人もびっくり」というキャッチフレーズが我々日本では最もポピュラーでインドを象徴する文言となっておりますがインド人は普通にビックリし、我々日本人より驚きへの耐性があるというわけではありません。今回はそんなインドへの誤解を紹介したい。
―おでこに点をつけてターバンを巻いているは嘘
インド人といえばおでこに「●(ビンディ)」を付けてターバンを巻いているというイメージがありますがこれは間違い。おでこに「ビンディ」を付けるのはヒンドゥ教で、ターバンを巻くのはシク教。つまりそれぞれ別々の宗教というわけです。ちなみに、インド人の8割がヒンドゥ教徒なのでターバンを巻いている人たちはごくわずか。
であるにもかかわらず、インド人といえば「ターバン」というイメージがあるのは、やはり昔大流行した「特製ヱスビーカレー 」のCM内での出演者「芦屋雁之助」がおもむろにターバンを巻いていたのが一般的になったからではなかろうか。
CM: 1964 特製ヱスビーカレー
http://youtu.be/qMK2qmrzE5M?t=2m26s―ナンは主食ではない。
カレーといえばナンというイメージがありますが、インドではナンは高級なのであまり食べません。代わりに「チャパティ」と呼ばれる薄いナンを食べます。クレープほどの薄さがあり、ナンよりも手軽に口に放り込むことができます。ちなみにインドのナンは日本のナンにくらべ、ちょっと硬いという難点があり、それを解消しているのがチャパティです。
余談ですが、ドラゴンボールの天下一武道会に出て来た「チャパ王」はこのチャパティの由来ではないかと思われます。
―牛は神ではない。
インドといえば牛は神聖な生き物とされておりますが、日本でハトが平和の象徴とされているのと同じく、そこまで大切に扱われているわけではありません。無論、牛の前で土下座などという生類憐みの令のような酷い法律は無く、むしろ通行の邪魔であると車のクラクションで鳴らしたり、強引にどけようとしたりするほどです。
―ほぼ毎日カレーは大体あっている。
毎日カレーという印象がありますが、ほぼ正解。カレーは調味料なので日本の醤油やみそと同じような頻度で使います。そうなると必然的に「カレー」のような料理が登場する頻度は高まる。
カレーのほかには、サンドイッチや都心部に行けばマクドナルドなどもある。レストランではブレクファーストにオムレツなども出ますが、おそらく観光客用です。
―インド人も普通にびっくりする
インド人もびっくり!などというキャッチコピーからインド人は驚きに対する耐性が強いのではないかと思われますが、それはあくまでキャッチコピーであり、インド人も普通に驚きます。筆者の知り合いのインド人は仕事中に何度も驚くというお茶目な姿を見せて職場を和ませておりました。
―手や足は伸びない
悟りを開いたような方はたくさんおりますが、残念ながら手や足は伸びないようです。
ということでインドへの印象もだいぶ変わってきたという方も多いのかもしれませんが、百聞は一見に如かず。実際に旅行をしてインドにミステリーハンターしに行ってみてはいかがだろうか。
インド版『EXILE』、MP吸い取られそうな踊りで何かと凄い
(ライター:ユカワ)記事元:秒刊SUNDAY