宝石赤サンゴの生息地は?加工にかかる値段は?
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こんにちは!orzです。
中国の密漁船が日本の領海内で宝石珊瑚(血赤珊瑚)の原木の乱獲採取を続けているというニュースが騒がれていますが、何度観ても腹立たしいですよね。
なんと、うじゃうじゃと200隻以上も来ているのだとかで、すでに密漁というレベルを超えているのではと思います。
彼らが狙っている宝石サンゴとは?名前は聞き覚えがあっても、詳しく走りませんよね。
ニュースをより理解するために、宝石サンゴについて、詳しく調べてみました!
宝石サンゴの生息地は?
地中海や、台湾周辺にも生息している宝石サンゴですが、高級品とされる赤珊瑚は日本近海が主な生息地です。
日本産の「血赤珊瑚」と呼ばれる宝石サンゴは日本近海の小笠原列島、五島列島、奄美、宮古島、沖縄の水深100メートルから300メートルのところに生息しています。
今回の密漁船は、小笠原諸島と伊豆諸島の近海まで押し寄せて、近隣住民にも不安の声が広がっていますよね。
日本の珊瑚漁船は5トンほどの小さなものですが、中国の密漁船は100トンもの大きさのものも!
珊瑚に与える影響が本当に心配です…。
どのくらいの値段で売れる?加工前後の違いは?
宝石サンゴと呼ばれる赤珊瑚は、中国の富裕層からの人気が高く、近年で相場が2~3倍に上昇しています。
サンゴの色は赤色、桃色、白色と20種類に区別され、赤が濃いほど希少価値が高いとされており、なんと、1gあたりで最高18万円から36万円もの値段がつくこともあるそうです。
原木そのままでも、70万円ほどで販売されていることもあります。
加工された宝石としては、日本産の珊瑚19.7ミリで245万円の値段がついた指輪もあり、ネックレスには、1500万円を超えるものもあります。
加工前も、加工後も宝石と劣らないくらいの高値で取引されているんですね。
なぜ密猟に来るのか?
前述のとおり、宝石サンゴの値段はとても高価で、中国では乱獲のあまり絶滅寸前居間でなっていて、中国政府が厳しき取り締まっています。
もし、中国で珊瑚を密猟して逮捕された場合、罰金は1千万円以上。
それに対して、日本国内の密猟で捕まった場合は、罰金は400万円程度ですみ、かつすぐ釈放されるのだとか。
上手く宝石サンゴを手に入れられれば、1億円から3億円以上もの利益がありますから、万一捕まったとしても一生遊んで暮らせるほどの大金を稼げるんですね。
とはいえ、日本の大切な資源、未来に残すべき資源です。
わずか1センチ伸びるまでに数十年もの歳月がかかります。
しかも養殖ができないため、乱獲されてしまうと今後数十年宝石サンゴは手にはいらないことになってしまいかねません。
日本政府には、厳しく適切な対応をとってもらいたいですよね…。
記事POINT!
・赤サンゴは地中海や、台湾周辺にも生息している宝石サンゴだが、高級品とされる赤珊瑚は日本近海が主な生息地で、日本産の「血赤珊瑚」と呼ばれる宝石サンゴは日本近海の小笠原列島、五島列島、奄美、宮古島、沖縄の水深100メートルから300メートルのところに生息している。
・サンゴの色は赤色、桃色、白色と20種類に区別され、赤が濃いほど希少価値が高いとされており、なんと、1gあたりで最高18万円から36万円もの値段がつくこともある。原木のままでも70万円ほどの値段で取引される事も。
・加工された宝石としては、日本産の珊瑚19.7ミリで245万円の値段がついた指輪もあり、ネックレスには、1500万円を超えるものもある。
・中国で珊瑚を密猟して逮捕された場合、罰金は1千万円以上だが、日本国内の密猟で捕まった場合は、罰金は400万円程度ですみ、かつすぐ釈放される。