台風、ハリケーン、サイクロンの違いは?大型化する原因とメカニズム。
2014/10/16 SNS拡散レベル 0 796 views
近年台風の被害が大きくなっていて、記憶に新しいのは、2013年11月にフィリピンを襲った台風30号ではないだろうか。
以前は、このような尋常でない被害は少なかったのではないか。
台風の史上記録
この台風30号、インターネットで天気予報を提供しているアメリカのジェフ・マスターズ氏によると、風力では観測史上4位だが、上陸したものとしては史上最強だったそうだ。
台風30号の風速は87.5メートル、最大瞬間105メートルだった。
今までで、上陸した中で最も風力が強かったと言われていたのは、1969年アメリカのミシシッピー州を襲った、ハリケーン・カーミルの84.7メートルだった。
しかし、台風30号は、この記録をあっさり抜いている。
2005年8月末にアメリカの南東部を襲ったハリケーン・カトリーナの3倍の威力と言われている。
ちなみに、2005年のカトリーナは、最大風速(1分間平均)78メートルだそうだ。想像がつかない世界である。
なぜこんなに強い台風が発生するの?
なぜ、こんなに強い台風が発生してしまうのだろうか?少し調べてみようかと思う。
台風は日本の南海上で発達し日本列島に接近・上陸すると衰える傾向がある。
これは、南海上の海水温が高く、台風の発達に必要な要素が整っているため、日本列島に近づくと海水温が26℃未満になるので、台風の発達は収束傾向になるそうだ。
しかし、真夏~初秋は日本列島付近でも海水温度が26℃以上の場合があり台風が衰えない場合もある。
最近の研究によると、強力なハリケーン(台風)がさらにその強度を増す原因の1つになっているそうだ。
温暖化で海水温が上がり、その影響で大型ハリケーンの平均風速が、1981年の約60メートルから2007年には約70メートルにまで急増しているそうだ。
台風とハリケーン、サイクロンの違いは?
ニュースでよく台風・ハリケーン・サイクロンと聞くが・・・違いを知っているだろうか?
筆者も、呼び名が違うだけで雨・風が強いもの・・・と、言う認識しかない。
気になり、調べてみたところ、台風は大西洋や南シナ海で発生した最大風速17.2メートル以上のものをいうそうだ。
しかし、WHOが定める国際区分では、大西洋北部・太平洋北東部・大西洋北中部では「ハリケーン」と呼び、インド洋北部・インド洋南部、大西洋南部では「サイクロン」と呼ばれている。
区分でいくと、日本の台風は、国際区分では「サイクロン」に入るそうだ。
これから台風シーズンに突入するが、猛威を振るうのは環境破壊のつけだと考えねばならない。
Comment
対策の違いも教えてください。
よくわかりました。ありがとうございます
今ちょうど理科の勉強で台風をやってるんです。
仕方がない
知っている
お勉強頑張ってくださいね!!