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今だから覚えておきたい!呉服トラブルのあれこれ

      2014/11/13
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1月といえば、年末年始や成人式など、めったに着ない着物を着用する機会が多くなる時期。一昔前はちょっと年齢がいった方なら着物が普段着という方も多かったようですが、今では何か特別なことがなければ着ないという人や、着たことがない・自分で着ることができないといった方のほうが圧倒的。そのせいなのか、近年、呉服にまつわるトラブルも多く聞こえてくるようになりました。


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<高価な着物を「一年中いつでも着ることができる」と嘘をついて売りつける>

一見、興味のない人が見ればどれも変わらないように見える着物も、当然ですが洋服と同じように季節によって生地や仕立て方がことなります。

春や初秋は単衣と呼ばれる裏地のない着物を、夏は絽や紗と呼ばれる透けた生地を用いた裏地のない着物を、冬は袷と呼ばれる裏地のある着物を、といった具合です。

もし、皆さんが着物を購入しようとした時に「これ一枚あれば一年中いつでも着ることができる」といったことを言われたときは、ただ売りつけたいだけだと思ったほうが無難です。

ちなみに、季節の着物に合わせて、下に着る長襦袢や帯や帯揚げ・帯締めなどの小物もかわりますので、注意が必要です。

<仕立てをお願いしたら、サイズを間違えられた>

忙しい時期になると、着物を仕立てる方が複数件対応しなければいけないことで、稀にこのようなことがあるようです。

当然ですが、この場合は仕立てた側もしくはその注文を受けた呉服屋さんのほうで反物から弁償し、再度仕立てるのが妥当なのですが、いい加減なところになると、サイズを間違った場所に布を付け足しその繋ぎ目が着用時に見えるような処置を施してよこす場合もあります。

<あまり予算がないと伝えたら、色あせた反物を持ってきた>

とある呉服店では、予算がないことを伝えたお客さんに、展示して半分ほどが色あせた反物を出してきて「(色があせてないほうを)天日に当てておけば同じ色になるからお買い得よ」と勧めてきたのだとか。そもそも、そのような状態になる商品管理をしている時点で、呉服のみならず商品を扱う意識が低いと言わざるを得ないでしょう。

こういったトラブルは、知り合いの紹介であっても避ける事がなかなか難しいようなので、とにかく自分の目で見て判断するしかないようです。

仕立てや仕立て直しを考えている場合は、最初から着物をお願いするのではなく、帯や小物といった比較的失敗の少ないもので様子見をし、納得できたら着物の仕立てをお願いする、などです。

日本人の民族衣装である着物も、こういったトラブルや着物自体が高価であることなどから気軽に身にまとうものではなくなっているようですが、これから仕立てを考えている方や着物をお持ちだという方は、せっかくの着物を台無しにすることの無いよう注意してくださいね。

(ライター:Yohko Kitashima)

記事元:秒刊SUNDAY

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