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マンホールでベーコンは焼けるか実際にやってみました

      2014/11/13
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炎 天下の中ジリジリと焼き焦げるアスファルト、そしてアツアツのマンホール。このマンホールに手を置いてみると分かるのだが、まるでバーベキューをするかの ごとく熱い。もしかしてこの上に肉を置いたら焼けるのではないか?そんな疑問がわいてきましたので実際に肉を焼いてみました。

今回用意したもはコンビニなどで売られている『薄切りベーコン』100円。
ハムでも良かったのだが、ハムにすると焼けているのかの判断が付きにくくなるのではと考え、ベーコンにした。本日の気温は32℃。うだるような真夏日。当然マンホールは既にアッツアッツに熱されており、準備万端だ。

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ちょっと触れるだけで、熱が指先に伝わる。暑いというよりも痛い。これで肉が焼けないわけがないと思うのだが、いかがだろうか。

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という事で早速マンホール焼き肉開始!
バーベキューのようにジュウッ!という、いい音はしないが静かに熱が伝わってきていることが指先の確認で分かった。

ただ一つ問題点が発生。マンホールの特有のデコボコした形状により鉄板のように熱くなった面を肉に触れさせることが難しく、真ん中ではなく隅のほうで焼かなくてはならなくなった。

これにより焼きむらが生まれ、美味しく仕上げることが難しいのではないかという懸念がでてきた。だがここで諦めるわけにはいかないので焼き肉を続行した。

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マンホールに乗せて1分ほど経過したが、既に肉に変化が観測された。
肉の脂肪部分が徐々に溶融し始め、肉全体が委縮し始めていることを確認できた。これは肉が熱によってたんぱく質を破壊されている証拠だ。

だが問題は次々と発生する。

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路上という場所であるがゆえ、ひっきりなしに車が通る。
『なにやってるんだ?』みたいな顔で覗きこまれつつ、一時的に退散、そして再度肉をマンホールにおく。そうすることで、せっかく熱せられた肉がすぐに冷める。

写真のように別の鉄板におき、常に新鮮な熱を送り込み焼成を続ける。
だが問題はそれだけではない。この日は風が強くちょっとでも風が吹けば、ヒラヒラのベーコンがあっという間に風で舞い飛んでいくという情けない事態に。

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仕方ないのでタオルなどを利用し、ベーコンが風で飛んで行かないように防御する。すると比較的安定して肉を焼くことができるようになった。更に観測を続けると一つの変化が見られた。

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肉の厚みが徐々に薄くなってきた。これは脂肪分が溶けて気化し肉全体が縮むことにより厚みが薄くなっているものだと推測される。ただしフライパンのような調理器具とは違い、ジュウジュウと焼け焦げるという状態にはならなかった。

予想よりも火力が弱い。

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火力が弱いというよりも、初期投入時よりもだんだん火力が弱まっているという印象だ。
10分間放置してみたが、肉そのものがわずかに熱せられた感は確認できるものの、フライパン等で焼くような『焦げ目』が付くほどでもなかった。要するに温めるだけに過ぎないのだ。

何故炎天下のマンホールで肉はうまく焼けないのか。この疑問に一つ仮説をたてた

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フライパンなどの調理器具の場合、常に鉄板の下から火力が供給されており温度は180℃近くに上昇する。
対してマンホールは、太陽が照りつけている部分に関しては熱が伝わるものの、肉などの障害物等を置いた時点で、直下からの火力供給はストップされる。

つまり肉を置いた時点で、火を消しているのと同じなのだ。実際肉を置いたポイントのマンホールを触ってみると温度が他の部分に比べ低いことが発覚していた。またどんなに頑張ってもマンホールが180℃にはならない点は否めない。

つまりマンホールで肉は焼けないことが判明してしまった。
結果としては残念だが、長年の疑問が解消され気持ちは清々とした。小学生の夏休みの自由研究並の話題で大変申し訳ないが、疑問を解決するという事は当サイトのモットーなのでね。
(ライター:ユカワ)
記事元:秒刊SUNDAY

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