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マジか!ミスドは時代と共にドーナッツのサイズをうまい棒方式で変えていた!

      2014/11/13
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『最近のドーナツは小さくなった』そんな声を聴いたことがあるが、実際にそんなことがありえるだろうか?恐らく昔と比べると小さくなったとい う噂や都市伝説などを真に受け、自分もそのように信じてしまったという、ケースの類ではないか?とはいえ、火の無いところに煙は立たない。元ネタ等がある はずで、もしかしたら本当に小さくなっているのかもしれない。今回は本当にドーナツが小さくなり、利益率を上げているのか調べてみました。

―ドーナツが小さくなったと感じる人はどれだけいるのか

さて、ドーナツが小さくなったとすれば他の消費者もそう感じている人も多いはず。それを調べるためネットで同様の疑問を持っている人はいないかと調査したところやはり、ドーナツが小さくなったと感じている人がいた。
たとえばYAHOO知恵袋に同様の質問が出ている。

YAHOO知恵袋ミスドのドーナツのサイズが小さくなったような気がします。 気のせいですかね?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1127231531

結論は出ないが、実際に小さくなっていると感じている人は多いようだ。とすると、店舗にもそのような質問やクレーム投げかけられているのかもしれない。ということで実際に店舗に赴き、同様の質問が無いのか聞いてみました。

―店舗の反応

動画URL

残念ながら、有益な情報は得られなかった。店員は本当に何も知らないのだろうか、それともやはり、ただの『気のせい』であったのか?そこで以下の仮説を立ててみた。

1:デマや噂を信じて小さくなったと勘違いしてしまっている説。
2:原材料の高騰により本当に小さくしている説。
3:製造方法が変化し、小さく見えてしまう説。
4:たまたま不良品を出されてしまった。

1番の場合は、デマとなる元ネタがあるはずだもし、2番の場合、これは致し方ないケースだ。なぜなら、スナック菓子「うまい棒」などは、原材料により長さを調節していることは公に公表している。それを踏まえると、ミスドのドーナツも原材料の変化により大きさを調節しているのかもしれない。

3番4番の場合は、製法などをヒアリングすれば解決しそうだ。不良品が出されるケースも何千回に一回はあるだろう。

さて、問題を調査する上で、現在のドーナツの成分と過去の成分を調べておきたい。その成分が、昔と比べどれだけ変化しているかという点は2番の仮説を証明する上で重要な手掛かりになる。

―現在のエンゼルフレンチの成分

enxel

さて現在の、成分を調べるためにはWEBサイトを見ればよいということでWEBサイトに掲載されているメニューをみてみると例えばエンゼルフレンチの成分は以下のスペックだ。

・エネルギー:195kcal
・たんぱく質:    2.0g
・脂質:14.7g
・炭水化物:13.0g

この成分と、以前の成分に違いが生じれば、当然大きさも変化するだろう。ということで、7年前の成分と見比べてみた。7年前の成分はInternet Archiveを使い、過去のHPを閲覧する。

―7年前のエンゼルフレンチ

・エネルギー:209kcal
・たんぱく質:1.7g
・脂質:17.0g
・炭水化物:11.5g

確かに材料が7年前と違い、7年前のほうがカロリーが高いことが判る。
脂質は3グラム近く減っている。これは大きさが変化している十分な証拠と言える。

が、その反面、炭水化物は今のほうが2グラム多い。脂質をチョコレート、炭水化物をドーナツ本体と仮定すると
チョコレートの原材料が高騰しその分、炭水化物で穴うめしたのだろうか。

参考までに他のメニューの5年前と今の原材料の違いを見比べてほしい

ハニーチェロ(2005年)

・エネルギー:233kcal
・たんぱく質:3.9g
・脂質:10.4g
・炭水化物:30.6g



ハニーチュロ(2010年)

・エネルギー:192kcal
・たんぱく質:3.8g
・脂質:8.5g
・炭水化物:25.0g

ハニーチュロ(2013年)

・エネルギー:217kcal
・たんぱく質:3.7g
・脂質:11.0g
・炭水化物:25.3g

ポンデリング(2005年)

・エネルギー:221kcal
・たんぱく質:1.2g
・脂質:11.9g
・炭水化物:26.7g

ポンデリング(2010年)

・エネルギー:225kcal
・たんぱく質:1.2g
・脂質:12.3g
・炭水化物:27.1g

ポンデリング(2013年)

・エネルギー:233kcal
・たんぱく質:1.2g
・脂質:13.0g
・炭水化物:27.3g

※(データ:webarchiveより)

全体的に、増えている成分もあるが、エネルギーが確実に減って居ることが判る。ハニーチェロなどは炭水化物が5グラムも減り、エネルギーが30キロカロリー近く減っているダイエットには嬉しいのかもしれないが、エネルギーが減ることによりボリュームが減り、結果的に小さく見えることは考えられなくもない。

やはり仮説の2番が正しいのではないだろうか。

とはいえ、これまでは単なるデータに基づいた仮説である。実際のところは、広報に聞いてみないと判らない。
そこでメールで問い合わせてみたところ以下のような回答をいただきました。

―メールの回答

misudo

メールの文章を要約すると以下が得られた

・原材料の高騰により以前よりボリュームを少なくしている。
・製造上のミス。
・思い違い。

結論からすると、周囲が言うとおり、ドーナツは以前に比べ数ミリ小さくなっていた。特にチョコレート系などがそれに該当する。が、エンゼルフレンチやフレンチクルーラーは、以前と同じだという。

結果的に小さくなったものもあれば、変わらないものもある。小さくなったものがあるという事実を、全てのドーナツが小さくなったと脳内で置き換えてしまい、不安や疑問が募るあまり最終的には利益率を上げているのではないかという勝手な思い込みが先走ってしまったようである。

とはいえ、ドーナツの大きさを制御しているのは紛れもない事実だ。

小さくなっていると言えば小さくなっているが決して利益率を上げているわけではない。
むしろ定価を死守するための苦肉の策、企業努力といえるのかもしれない。

どうしても大きさを機にされるのであれば、単価の安い駄菓子の「ヤングドーナッツ」を買うのがオススメだ。

(ライター:ユカワ)

記事元:秒刊SUNDAY

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