プリン体とは?多く含まれている食品や人体への影響とは?
2015/09/01 SNS拡散レベル 1 132 views
こんにちは!orzです。
冬は、ママさん達も忘年会やクリスマス会で、お酒を飲む機会が増えますよね。
飲み過ぎた後は自分の体型が。。。。あの居酒屋のビールは、ちゃんとプリン体ゼロのものなのだろうか?
ここ何年かでプリン体という言葉が一般的に使われ、そのおかげで「ビールはプリン体で太る。」という図式がイメージされました。
果たして、そうなのでしょうか?
食品や痛風、尿酸や塩基など、初めて聞く言葉も出てきますが、このプリン体について、正しく分かり易く掘り下げていきたいと思います。
プリン体とはなんなのか?
正式には、プリン塩基(プリンえんき)といい、プリン骨核を持った塩基のことで、簡単に言うと、”食品中の旨味成分”と思ってください。
プリン体は、すべての食べ物に少なからずとも入っていて、美味しい食品には、多く含まれています。
なので、おいしいものを食べる人が、尿酸値が上昇して、結果的に”痛風”になると言われている根本の原因成分でもあります。
そんな旨味の素のプリン体ですが、どんな食べ物に多く含まれているのでしょうか?
100グラム当たりのプリン体含有量の多い物の例をあげると、
高プリン体食品(126ミリグラム以上)
魚の煮干し、鶏レバー、干椎茸、エビ、白子、明太子
高プリン体食品(100~125ミリグラム)
大正エビ、豚レバー、牛レバー、アジの干物
中プリン体食品(76~100ミリグラム)
カツオ、車エビ、さんまの干物、大豆
軽プリン体食品(51~75ミリグラム)
マグロ、ヒラメ、サケ、ブリ、芝エビ、鶏モモ、納豆
低プリン体食品(50ミリグラム以下)
ご飯、パン、うどん、スパゲティー、ジャガイモ、牛乳、卵、果物
では、ビールの含有量は、ダントツの、、、と思いきや、3.3mgから16.6mg/100CCとのことで、ビールにプリン体は入っていますが、上記の一覧から見ると、微々たる程度です。
ではどれぐらいが許容量なのか?
痛風財団のHPでは、”1日400ミリグラムを目安に!”との記事があり、毎日これ以上摂取し続けると痛風になる可能性が出てきます。
食事から摂取されるプリン体は、体内で最終的に尿酸に代謝されて尿酸値を増大させます。
食物(プリン体)→ 尿酸値上昇 →→ 痛風 |
ビールは、プリン体の量が、かなり少ないですが、アルコールの作用により、最終的に尿酸値が増大し、痛風になる要因になります。
ビール(アルコール) →尿酸値上昇 →→ 痛風(ゴールは、一緒!) |
痛風なので、ビールでなく焼酎・・・?
先輩ママ友や女子会などで居酒屋に行った際、最初にオーダーする際にたまに聞くフレーズですが、アルコール類全般(焼酎、サワーなど)のアルコールが原因であって、ビールだけがプリン体の諸悪ではなかったのです。
ならば、プリン体の多い食事に注意する方が、効果てき面であることが伺えます。
食事でカロリーを注意する人はいますが、プリン体に注意を払う人は少なく、飲食店でもカロリー表示は一般的ですが、プリン体はまだ認識が低いのが現状です。
【動画】プリン体の多い食品ランキング
プリン体について知らなかったこと、誤って思い込んでいたことが多々ありましたが、これもテレビCMの影響なのでしょうね・・・。
この事実を知ってからは、ビールや発泡酒のCMでのプリン体削減のアピールが、なんだか滑稽に思えてきちゃいますね。
今日のおさらいポイント
・プリン体の正式名称は、プリン塩基(プリンえんき)といい、プリン骨核を持った塩基のことで簡単に言うと、”食品中の旨味成分”のこと
・プリン体はすべての食べ物に少なからずとも入っていて、美味しい食品には多く含まれている
・ビールの含有量は、3.3mgから16.6mg/100CCと他の物に比べかなり少ない
・痛風財団のHPでは、”1日400ミリグラムを目安に!”との記事があり、毎日これ以上摂取し続けると痛風になる可能性が出てくる
・ビールをやめる事より、プリン体の多い食事に注意する方が効果てき面