ビーガンは宗教?いったい何を食べるのか。スウエーデンはベジタリアンが多い!
2014/10/16 SNS拡散レベル 3 995 views
ベジタリアンやビーガンというのは、日本ではとても珍しい存在だ。
ベジタリアンというのは、肉だけを食べない人という認識が日本では強いが必ずしもそうではない。
一口にベジタリアンと言っても、とても多くのタイプに分けられる(例:肉は食べない人、肉と魚を食べない人など)。
ビーガンは、そんなベジタリアンのくくりの中でも、植物以外は一切食べないという人々で、卵や乳製品なども全てダメというわけだ。
スウェーデンで現在急増中のベジタリアン・ビーガン
そんな日本ではとても珍しいベジタリアンやビーガンが、今スウェーデンで急増している-調べによれば、現在10人に1人がベジタリアンかビーガンであるという。
100人に6人はベジタリアンで、100人に4人がビーガンであるという事もわかっている。
さらに、ベジタリアンではない人々のベジタリアン料理への関心も増えているという。
2009年には26%のみだったが、現在では37%にまで増えている。
何故ベジタリアンやビーガンが、今スウェーデンで増えているのか。
なぜスウェーデンで急増しているのか?
一つが、動物愛護の問題。
工場で飼われる畜産動物は、かなり劣悪な環境で育てられる場合が多い。
動物はそんな風に、人間の経済の道具として扱われるべきではないという怒り、そして道徳的感情からベジタリアンやビーガンを選んだ人が21%だという。
動物愛護の問題が理由の一つとするベジタリアンやビーガンの人々はおよそ28%、そうではない他の理由の人々はおよそ15%だそうだ。
全体としてベジタリアンの料理に関心を持つ人々が増えたのは、こういった料理へのアクセスがより簡単になった事もある。
スウェーデンのスーパーマーケットやレストランでは、ベジタリアン料理が増えてきているという。
日本の救世主になる可能性がある?!
日本でも、スーパーマーケットやレストランでのベジタリアン料理が増えたら、ベジタリアンが増える可能性があるだろうか?
日本の料理は魚のダシを良く使うので難しいかもしれないが、少なくとも肉を食べないベジタリアン料理が広まるのは容易なはずだ。
生活習慣病が大きな問題となっている日本において、ベジタリアン料理が救世主となるかもしれない。
そしてそれが多くの人に広まれば、工場畜産も減り、人間にも動物にも優しい日本が出来上がる。
スウェーデンの動きを、日本も真似してみると良いかもしれない。