クライマーズ・ハイ若杉正明プロデューサー借金による詐欺容疑で逮捕!
2014/11/12 SNS拡散レベル 2 523 views
映画界に衝撃のニュースだ。
堺雅人の「クライマーズ・ハイ」、阿部サダヲの「舞妓Haaaan!!!」、北野武の「血と骨」といった数々の人気作を手がけた映画プロデューサーの若杉正明が、詐欺容疑で逮捕されたのだ。
若杉正明氏は数々の劇場用映画を制作せいてきた映画製作会社、ビーワイルドの代表取締役だった。
詐欺の3000万円は借金返済へ
事件は、さかのぼる事2008年の11月。
実際は映画に何も関わっていないにもかかわらず、民放TV局製作の映画への出資話があるように装い、
「大成功した実績のある映画の続編シリーズなので、確実に投資額の5倍になる」
と詐欺話を持ちかけた。
投資話を持ちかけられた男性は、出資した3000万円が戻ってこないことを不審に思い、2013年に告訴しており、事実確認が進められて今回の逮捕となった。
若杉正明本人は容疑を否認しているが、だまし取ったとみられる資金が自身の借金返済に使われていたそうだ。
資金繰りが苦しかったのだろうが、やってはならないことに手を染めてしまった。
手掛けた映画のスタッフや出演者がかわいそう
あまりに「うそ臭い」投資話になる男性も、お金に目が眩んで判断ができなくなっていたのかもしれないが、人々に夢を与える存在でもある映画を、私利私欲のために利用することは許されない。
若杉正明自身が、数々のヒット映画をプロデュースしていたことは紛れもない事実かも知れないが、作品の知名度を借りる形で今回の詐欺も働きやすくなっていたのだろう。
これまで若杉正明が手がけてきた映画に出演してきた堺雅人や阿部サダヲといった、人気俳優やスタッフ陣も落胆しているに違いない。
映画業界の為にも真実を明らかに
映画の制作は、企画開始から頓挫したり、時間がかかったりすることが多い。
そのため、こういった詐欺話は、今回警察に訴えでた1件だけとは考えにくい。
出資した本人は、映画製作が進んでいると信じたまま、お金をだまし取られている可能性もあるのだ。
インターネットの普及などにより、映画業界も採算を取るのが難しくなっていると言われている。
映画業界にマイナスイメージがつかないよう、しっかり事実を明らかにしてほしい。