ウサインボルトは飛ぶことができる!?-レイチェスター大学の学生が研究を発表
2014/10/16 SNS拡散レベル 3 440 views
才能を無駄使いして、すごくどうでも良いような事に全身全霊を注いでしまうような人達だ。「もっと他の事に使えよ」という事なのだ。
レイチェスター大学の、とある学生もその一人だ。
彼が発表したのは「地球最速の男ウサインボルトなら、衛星タイタンで空を飛ぶことができる!」というものだ。
なんとも意味無しな研究結果を発表してしまった。
―人が離陸する事が出来る
彼によれば、ウィングスーツというのを着て、毎秒11メートル以上のスピードで走れば、人はタイタンで離陸することができるという。
そしてウサインボルトのスピードは毎秒12,27メートルだ。
空を飛べるというのならすごい話だ。
しかし、何故意味無しなのか?それは様々な条件があるからである。
彼が空を飛ぶためには、まずウィングスーツというのを着なければならない。
簡単に言うとスウェットスーツにムササビのような翼がついている代物で、その翼を使ってムササビの様に滑空することができるのだ。
しかし、そんな翼をつけていてはまず走りにくい。
おまけに空気抵抗が増えるので、スピードも落ちてしまう。
もう一つの条件はタイタンという星に行かなければいけない
タイタンは土星の第6衛星であり、重力が低い。
その重力の低さは月よりも低く、月でぴょーんとジャンプする宇宙飛行士の映像を見たことがあるだろう。
あれよりも重力が低いから、飛ぶのもより簡単となる。
よし、ならばウサインボルトをタイタンに連れていって、彼を確かめてみよう!
-と考えるのは浅はかだろう。
何故ならタイタンはとても遠く、土星の衛星であるタイタンは、地球から14億キロメートルもある。
地球から月まででも38万4千キロメートルもあるのだ。
この研究のためだけに、ウサインボルトがタイタンまで宇宙旅行をしたいと言うとは思えない。
タイタンの環境は過酷
それにタイタンの表面温度はおよそマイナス180度という極寒だ。
いくら最速の男でも、極寒の中では動くこともできない。
彼がこんなトリビアでしかない研究をしたのにも、ちゃんと理由はある。
というのも、「人間はタイタンで飛べるのではないか」という議論がネットであったそうだ。
ただ、科学的研究を誰もしていなかったので、力学的な計算をして証明をしたという。
彼のおかげで、この世界にまた新たなトリビアが生まれた。ウサインボルトはタイタンで飛ぶことができる-かもしれない。