インフルエンザに加湿器は有効?その理由とは?
2019/05/13 SNS拡散レベル 1 41 views
毎年12月下旬~3月上旬にかけて流行るインフルエンザだが、インフルエンザの予防対策として部屋の湿度管理が重要と言われているのはなぜだろうか?
また、加湿器が有効なのか調べてみたいと思う。
インフルエンザウイルスは乾燥状態を好む
インフルエンザウィルスは乾燥に強い。また、乾燥状態が続くと人間ののどや気管支の防御機能が低下するため、よけいにインフルエンザに感染しやすくなるそうだ。
のどや気管支の防御機能とは、粘液線毛機能のことで、気道にウィルスが侵入してくるとネバネバした粘液に付着し、線毛と呼ばれる小さな突起によって喉に運ばれ、飲み込まれて胃に到達し処理される。
部屋の空気を加湿したり水分を摂ったりして喉を潤せば、粘液線毛機能が正常に働くそうだ。
では、どのくらいの湿度を保てばよいのだろうか・・・。
インフルエンザウィルスは湿度が40%以下になると感染力が上がるので、部屋の湿度は50~60%くらいに保つのをおすすめする。
なぜ加湿器が良いのかというと、湿度を上げると水蒸気が空気中に漂っているウィルスを取り込んで床に落ちていき、空気をきれいにするからだ。
ウィルスを含む空気中の浮遊物をキャッチしやすくするために、加湿器は出来るだけ高い位置に置くことが好ましい。
加湿器はインフルエンザにかかった後も有効
加湿器は風邪やインフルエンザにかかってしまった後にも効果があるそうで、室内が乾燥していると余計に咳込みやすくなったり、鼻も乾燥してしまう。
おまけに夜は気圧の変化もあり、咳がひどくなってしまうので寝ている間も付けるのをおすすめする。
加湿器を付けているのと付けていないのでは、回復の早さも違うそうだ。
加湿器を使用する際の注意点
ここで、加湿器を使う時の注意点だが、こまめに水の交換やタンクの清掃をしないとタンク内で細菌や醭が繁殖し室内に飛び散りアレルギー症状や過敏性肺炎の原因になることがある。
また、湿度が高くなりすぎるとカビやダニが発生しやすくなったり、窓ガラスや北側の壁・押入れ等が結露しやすくなってしまい、それが原因でカビが発生することがあるので湿度の上がり過ぎには注意が必要だ。(特に冬場)
筆者は、寝室では加湿器を使用しているが、リビングでは石油ストーブの上にやかんを置いている。
部屋も暖かくなるし、加湿器にもなるし、お湯も沸くし一石三鳥であるのだが、気をつけないとやかんのお湯がなくなってやかんが空焚きになってしまうのがネックである。
石油ストーブ以外にも、部屋に洗濯物を干したり、桶や洗面器に水を張って置いたり、霧吹きで自分の周辺にスプレーをこまめに吹きかける方法もある。
色々あるので皆さんも試してみてはどうだろうか。