アメリカのアラスカで行われた犬ぞりレースが雪不足でハードモードに?!
2014/10/16 SNS拡散レベル 3 279 views
今年もアメリカで、犬ぞりレースが行われたが、今年のレースは例年と違い、かなりハードなものだったようだ。
今年のアメリカは降雪量が少なかったようで、それが犬ぞりレースのコースに多くの影響を与えた-大半の道が雪がなくなっていて、土がむき出しになり、砂利道となっていた。
レース参加者によれば、コースはさながら地雷原だったという。
けが人続出の過酷レース
雪が無い地面はデコボコで、犬ぞりにはとても不向きだ。
3月2日の日曜日にレースが始まったが、4日の火曜日の時点で69チームの内17チームがドロップアウトした。
そのチームの中には、怪我をした者もいたというが、そんな悪条件の中でも、レースを続行したというのだから驚きだ。
雪ではないから滑りも良くないし、犬も人間もかなり苦労しただろう。
優勝者はダラス・シーヴィー氏
そんなとてもデンジャラスな今年のレースを制したのが、ダラス・シーヴィー氏だ。
彼はゴールに着くまでに、8日と13時間4分19秒かかったと言い、この犬ぞりレースは、アメリカの南東にあるアンカレッジから、かなりアラスカまで近いノームという地域までを走破するというもので、とても過酷なレースである。
犬ぞりレースが始まったのは、アラスカの歴史を思い出させるため、というのが理由だそうだ。
その昔は犬ぞりを移動手段として使っており、19世紀には一部の地域に手紙を届けるためにも使用されたという。
しかし、1973年に道路や飛行機が導入され、犬ぞりは用済みとなり、その文化が消えてしまう恐れがあった。
それを防ぐために、このアメリカを横断する犬ぞりレースが始まったという。
参加者は各国からくるのだ!
日本ではあまり馴染みの無い犬ぞりレースだが、この犬ぞりレースはローカルなものではない。
大きな世界大会であり、スウェーデンやオーストラリア、そしてジャマイカからも参加者が募るのだ。
この様な雪不足による問題は、ついこの間のソチオリンピックでも起こったようで、応急的に他の地域から雪を持ってきて解決したようだ。
地球温暖化は、スポーツの世界にも影響を及ぼしているようである。