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お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集

      2021/09/22
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お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集

お彼岸は、年二回ある事をご存知だろうか?

 

春のお彼岸春分の日(3/21頃)秋のお彼岸は、秋分の日(9/23頃)を中日とし、その前後の3日を合わせた7日間の事である。

 

中日は、その年により変動があるそうだ。

 

呼び方も、

春のお彼岸「彼岸」「春彼岸」

秋のお彼岸「のちの彼岸」「秋彼岸」

と呼んだりする。

 

お彼岸には、お墓参りの他に「彼岸会(ひがんえ)」という、僧侶の法話や厄払いの行事をするお寺もあるようだ。

 

 

 

暑さ寒さも彼岸まで・・

お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集3

挨拶文で使われる、「暑さ寒さも彼岸まで・・」という言葉、どんな意味があるのか調べてみた。

 

例文として・・・

 

「暑さ寒さも彼岸までと申しますが、ようやく春の気配を肌で感じられるようになりました。」

 

「暑さ寒さも彼岸までともうしましが、今年はことのほか春の訪れが早いようです。」

 

がよく使われる。

 

 

筆者が、今までもらった手紙には、このような挨拶文が書いてあるものは、1度くらい貰った事があるくらいで、しかも、ご年配の方からのお便りであった。

 

 

 

暑さ寒さも彼岸まで・・その意味とは

お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集2

春分秋分は、暦の上では春と秋の折り返し地点となっている。

 

春分と秋分には、昼と夜の長さがほぼ同じ長さになり、春分以降は昼が長くなり、寒さが和らぎ暖かくなってゆく。

 

秋分以降は夜が長くなり、暑さが和らぎ涼しくなってゆく。

 

俗に言う、秋の夜長である。

 

昼と夜の長さが同じだから、春分と秋分の気候が同じと言うわけではない。

 

夏の暑さの名残で秋分の方が断然気温が高いが、厳しい暑さや寒さの目星がつくようになるため、「暑さ寒さも彼岸まで」と言うようになったそうだ。

 

また、お彼岸には迷い・悩み煩悩に惑わされている人間が悟りの世界と近づく時でもある。

 

自然と共に生きる暮らしの中で、暑さや寒さなどに伴う様々な辛さも彼岸のころには、和らいで楽になるよ・・・と、いう励ましの意味もあったのではないだろうかと言われている。

 

今は、手紙を書くという事がなかなか無いが、「暑さ寒さも彼岸まで・・・」という、相手を思いやる挨拶を見ると、私たちの祖先は、なんと心豊かだったのだろうかと考えてしまうが、そんな祖先を思いこれから手紙を書くようにしてみようかと思う。

 

 

お彼岸のマナーと仏壇の飾り方

お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集5

 

●お仏壇・仏具の掃除

仏壇の種類によって掃除の仕方が違う

 

傷をつけない為にも仏具屋さんに聞いてみるとよいかもしれない。

 

自分の家を掃除するのと同じように、仏様がいらっしゃるお仏壇も大切に扱って欲しいものだ。

 

筆者が小さい頃、お仏壇は仏様がこの世に帰って来たときの家だと祖母から聞いたことがある。

 

 

お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集4●お墓の掃除

お墓の周りの雑草をなどを抜き、廻りを掃き清め、墓石雑巾たわし洗い清める

 

お線香お供え物を供えるのだが、果物などをお供えっぱなしにしない方がよい

 

腐ってしまうと墓石によくないし、おまけに、カラスが突いて散らかしてしまう。

 

これは、筆者が実際にお墓参りで見た光景であるが、お供え物に群がるカラス・・・とても怖いものである。

 

 

●供花とお供え

お彼岸の入り日:仏壇の両側に対称するように山型に盛ったお団子を供える。

 

お彼岸の中日:仏壇におはぎやぼた餅を供えるが、親族やご近所に配ったりする事もあるそうだ。

 

お彼岸の明けの日再び仏壇にお団子をお供えする。

 

ちなみに、おはぎとぼた餅の由来だが、

 

春は牡丹の花にちなんで「牡丹餅(ぼたもち)」

 

秋は萩の花にちなんで「おはぎ」と呼ばれるようになった。

 

供花だが、お墓・仏壇にお供えする花は、というイメージが強いが、菊じゃないといけないという事はないそうだ。

 

地域の慣習で色使いが違う可能性はあるが、季節の花個人が好きだったお花をお供えするのもよいのではないか。

 

 

 

お彼岸に水場に行ってはいけない

お彼岸の時期は春と秋?彼岸の意味とあいさつ、挨拶文例集6

お彼岸に、よくしてはいけない事で、水場に行ってはいけないと聞いたことがある。あなたは聞いたことがないだろうか?

 

これは、お彼岸だけではなく、お盆も同じことを聞く。

 

あと、お祝い事や新しく何かを始めるときは、お彼岸の中日を避けるという話もあるそうだ。

 

筆者は、水場の件しか聞いたことがないが、色々調べると、もっと沢山のやってはいけないと言われるものが、見つかるかもしれない。

 

共通して言えることは・・・ご供養を忘れないように・・なのでは、ないだろうか。

 

「六波羅蜜」の実践

 

「波羅蜜」はみなさんもご存知の般若心経に出てくる「波羅蜜多」と同じ意味で、サンスクリット語の「パーラミター」という言葉です。

 

これが日本では「至彼岸」と翻訳され、大乗仏教における悟りの境地である、「彼岸」へ行きつくこととされています。

 

「六波羅蜜」は、現世にで生活しながら「彼岸」に至るための6個の修行のことを指します。

 

布施(ふせ)波羅蜜:見返りを求めず、他人のために惜しみなく善行を施すこと
持戒(じかい)波羅蜜:戒律を守り、身を慎み、他人に迷惑をかけないこと
忍辱(にんにく)波羅蜜:身に起こる災いを受け容れ、耐えしのぶこと
精進(しょうじん)波羅蜜:誠心誠意努力を続けること
禅定(ぜんじょう)波羅蜜:常に静かな心を持ち、動揺しないこと
智慧(ちえ)波羅蜜:怒りや愚痴、貪りに捉われず、物事の真理を正しく見極めること

 

お彼岸とはご先祖様に感謝の気持ちを持つだけでなく、この世で生きていくために六波羅蜜を実践する日でもあるのかもしれません。

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